パーツ

自己交差のスイープ

強化された[スイープ]コマンドを使用すると、以前は複雑すぎて解決できないと考えられていたスイープを作成することができます。小さいフィレットや曲げに沿って大きなプロファイルをスイープすることができます。

次の図では、左側に以前のスイープエラーの例を、右側に 2014 の成功したスイープを示しています。

自己交差のコイル

コイルも、2014 で行われた機能強化を利用しています。旧リリースでは、自己交差コイルは失敗しました。プロファイルサイズと等しいピッチを使用するコイルも失敗していました。ピッチがプロファイルと等しい場合、コイルは接しても交差しません。Inventor ではどちらの場合もサポートするようになりました。

注: 自己交差のスイープとコイルは許容されますが、1 つの面がそれ自身と交差することはできません。プロファイルが円などの 1 つのエンティティである場合は、スケッチを 2 つのセグメントに分割します。次のすべてのコイルの例ではピッチの値として 10 mm を使用し、これはプロファイルサイズと等しい値です。

次のイメージでは、スケッチプロファイルは、スケッチを使用したときに複数の面を作成する複数の線分で構成されています。Inventor は、特別な取り扱いを必要とせず、これらの形状を作成できます。

次のイメージでは、スケッチプロファイルは円です。円は 1 つの面を作成し、コイルは失敗します。この問題を解決するには、スケッチジオメトリを 2 つのセグメントに分割します。スパイラルとコイル操作が正常に終了します。

垂直サーフェススイープ

以前は、閉じた G0 (スムーズでも正接でもない)パスに垂直なプロファイルを使用したスイープサーフェスの作成は失敗していました。新しいスイープ機能を使用すると、閉じた G0 パスに沿った垂直なプロファイルを使用して、サーフェスを作成することができます。

新しい境界パッチオプション

[境界パッチ]に 2 つのオプションが追加されました。

[自動エッジチェーン]: 複数のエッジを選択したときに、合理化されたワークフローが提供されます。正接ではないエッジを含めることができます。
[境界パッチ]: 正接およびスムーズ境界パッチタイプに追加されたウェイト係数を使用して、複雑な形状を作成します。
次の図は、さまざまなウェイト係数を使用した効果を示しています。右の図では、ウェイト係数の最大値である 1.0 が使用されています。