式を保存したときは、その式が有効かどうかが自動的にチェックされます。式を保存する前に、有効かどうかを自分で調べることもできます。
検証により、式の構文、指定したプロパティが現在のデータ ストアに存在するかどうか、そのプロパティの値が有効かどうかを調べることができます。
可能な場合は、検証操作が検出したエラーを説明するメッセージが表示されます。このエラー メッセージをクリックすると、修正できるよう、問題の箇所にカーソルを位置付けることができます。
検証は、次のいずれかの理由で失敗することがあります。
- 区切り文字が足りない、または無効。たとえば、関数によっては各引数をカンマで区切る必要があります。おそらくカンマが 1 つ不足しているか、またはカンマの代わりにセミコロンを入力していると考えられます。
- 演算子またはプロパティが足りない。これは、複数の条件を持つ式で一般的なエラーです。たとえば、式 PARCEL_VALUE > 100000 AND <200000 は無効です。 正しい構文は PARCEL_VALUE > 100000 AND PARCEL_VALUE < 200000 です。2 番目の例で、PARCEL_VALUE が 2 回現れるのに対し、最初の例では 1 回しか現れないことに注意してください。
- 文字またはプロパティの型が間違っている。この問題は、数値を必要とする演算子を使用しているのに、テキスト文字を挿入した場合に発生する可能性があります。16 進数の値が必要な関数の場合、数詞はエラーを引き起こす可能性があります。数値プロパティが必要な関数の場合、テキスト プロパティはエラーを引き起こす可能性があります。
- 必要な値が足りない、または「空」である。プロパティ値または引数の値を挿入できなかった可能性があります。
- 式に角カッコ、疑問符、丸カッコ文字がない。たとえば、左角カッコはあるが、対応する右角カッコがないなどです。これは、複雑な式では一般的な問題です。
検証プロセスによって、多くのエラーを回避することができますが、式を適用したときに意図したとおりに機能することは保証できません。検証は、実際のデータに対するクエリーを実行しません。式の構文が正しいことと、プロパティおよび値が現在のデータ ストアに対して有効であることを確認するだけです。