テンプレートには、レイアウトが 1 つまたは複数含まれます。 複数のレイアウトが含まれる場合は、特定のマップ ブックに使用するレイアウトを指定する必要があります。
マップ ブック テンプレートを定義してマップを保存すると、マップ ブックをプロッタまたは DWF ファイルにパブリッシュすることができます。
マップ ブック テンプレート
ビューポート
マップ ブック テンプレートでは、各要素はビューポートに表示されます。ビューポートは Web ページのフレームに似ています。ビューポートには形状やページ上の位置が設定されています。ビューポートに表示される情報の種類はユーザが指定します。マップ ブック テンプレートにはメイン ビューポートを設定する必要があります。その他のビューポートは任意で、次のような種類があります。
- タイルビュー ビューポート: 対応するタイルを表示して、そのタイルの形状を設定します。マップ ブックのテンプレートには、タイルビュー ビューポートが含まれている必要があります。
- キービュー ビューポート: マップ ブックに含まれている領域全体がサムネイル表示されます。このビューポートで使用するマップの対象領域の簡易ビューを作成し、そのビューを別の図面ファイルに保存して、ビューポートと図面をリンクさせることができます。このビューポートにはサムネイルのかわりに別のリンクされたファイルを表示することができます。たとえば、マップの詳細を別のファイルに保存して、キービュー ビューポートでそのファイルを拡大図として表示することができます。 また、マップ全体を選択した AutoCAD 画像で表示することもできます。 注:
マップ ブックの作成時に上記のいずれかを選択するか、キービュー ビューポート全体を省略するように選択できます。
- 凡例ビューポート: 凡例が表示されます。また、マップ ブックで表示する場所を指定します。マップの表示凡例を作成した場合、その凡例をこのビューポートで選択することができます。また、マップの一部を凡例として使用することもできます。 このビューポートは省略できます。
- 隣接する矢印: タイルの各辺にあるブロックで、隣接するタイルを示しています。各矢印のプロパティにはその方向に隣接しているタイルが指定され、そのタイルの名前が矢印内に表示されます。矢印の先頭に表示されるテキストを指定することもできます。 マップ ブックの生成時に、隣接するブロックの図面を選択できます。その図面は、テンプレートのレイアウトに定義された元の隣接するブロックに置き換えられます。
- タイトル ブロック: タイトル情報を設定できる DWG ブロックが表示されます。このブロックには会社名やグループ名、マップ名などが表示されます。多くの組織では、この要素に設定する標準のタイトル ブロックが用意されています。 タイトル ブロックの属性はテンプレート内で設定することができます。サンプル テンプレートで定義されたタイトル ブロックには、タイル全体を囲む枠があります。 マップ ブックの生成時に、タイトル ブロックの図面を選択できます。その図面は、テンプレートのレイアウトに定義された元のタイトル ブロックの内容に置き換えられます。