概要 - オブジェクトを単純化する

マップをディジタイズすると、エッジが不必要に細かく定義されることがあります。[オブジェクトを単純化]を使用して、等高線、河川、海岸線にある不必要な複雑さを減らします。「一般化(間引き)」と呼ばれるオブジェクトの単純化により、複雑な線分の点の数が削減されます。

[オブジェクトを単純化する]は、2 つの寸法で機能し、Z 値を無視します。3D ポリラインに対する頂点の追加と削除については、「ポリラインを間引きする」を参照してください。

[オブジェクトを単純化]を使用するときは、指定された許容幅内にあるすべての内部ノードを削除することで、複雑なポリラインを単純化します。同じコリドー内にある線分、円弧、ポリライン セグメントは、1 つのポリラインに一般化されます。ポリラインの分岐点、行き止まり、端点は一般化されません。

[オブジェクトを単純化]操作で許容差を増加すると、ノードが削除され、よりスムーズなプロファイルが作成されます。

許容差を設定する

AutoCAD Map 3D は、同じ許容差の範囲内に存在する一連の接続されたポリラインのセグメントを単一のポリラインに変換します。許容差のコリドーの幅を指定してください。コリドーの値は、マップの尺度によって異なります。たとえば、数 100 万の座標値が含まれるマップでは、数 100 の座標値が含まれるマップよりも大きな値が使用されます。

黒色の細い線分が元のポリライン、赤色の破線が許容差、青色の破線が結果を表します。

リニア オブジェクトを単純化すると、ポリラインを元の許容差内に残したまま、そのポリラインからできるだけ多くの点を削除できます。

許容差の設定を変えて実行した海岸線の単純化

次の内容に従うことをお勧めします。

注: オブジェクトを単純化は、対話型の操作ではありません。クリーンアップ時に、AutoCAD Map 3D はこれらの変更を自動的に行います。