範囲テーブルの作成、名前変更、削除を行います。
範囲テーブルによって、図面オブジェクトに関連するオブジェクト データやプロパティの実際の値に応じて実行される処理の範囲が指定されます。
範囲テーブルを作成し、再使用するために現在の図面とともに保存できます。
既存のテーブルの選択、テーブル名の変更、新しいテーブルの作成、テーブルの削除を行います。
現在の図面内のすべてのテーブルを表示します。
テーブルを表示するには、下向き矢印をクリックします。テーブルを選択します。
[範囲テーブルの名前を変更]ダイアログ ボックスが表示され、現在の範囲テーブルの新しい名前を入力できます。
[新しい範囲テーブル]ダイアログ ボックスが表示され、現在のテーブル定義を新しい範囲テーブルに保存できます。
現在の範囲テーブルを削除します。
クエリーで使用される範囲テーブルを削除しないでください。
範囲テーブルの行を、表示、編集、削除できます。
現在の範囲テーブルのすべての行を表示します。
行を編集または削除するには、該当の行を選択して、[編集]または[削除]ボタンをクリックします。
選択された行を編集できるように、ダイアログ ボックスの[条件]領域にコピーします。
条件の修正が完了したら、[リストに追加]ボタンをクリックして、[現在の範囲テーブルの定義]リストの行を更新します。
選択された行を削除します。
現在の範囲テーブルからすべての行を削除します。
[現在の範囲テーブルの定義]リストの式は、上から下に向かって、つまり入力された順に評価されます。1 つの条件が真と評価されると、AutoCAD Map 3D はすぐに評価を停止します。残りの式は無視され、範囲テーブル内の真条件と関連付けられた値が返されます。
たとえば、次のような式を入力したと仮定します。
If < 0 Return: Low
If < 15 Return: Medium
If < 30 Return: High
If < 45 Return: Very High
値が 20 の場合、0 未満ではないので、最初の条件に従って偽と評価されます。また、15 未満でもないので、2 番目の条件でも偽と評価されます。しかし、30 未満なので、3 番目の条件に従って真と評価されるため、範囲テーブルによって返される値は High となります。最後の条件は真となりますが、無視されます。
既存の行を編集するか、または新しい行を作成します。
一覧から演算子を選択します。
演算子 | 説明 |
---|---|
= | 選択されたプロパティやデータの値が、[値]ボックスに入力された値と等しい。 |
> | 選択されたプロパティやデータの値が、[値]ボックスに入力された値より大きい。 |
>= | 選択されたプロパティやデータの値が、[値]ボックスに入力された値と等しいか、それよりも大きい。 |
< | 選択されたプロパティやデータの値が、[値]ボックスに入力された値より小さい。 |
<= | 選択されたプロパティやデータの値が、[値]ボックスに入力された値と等しいか、それよりも小さい。 |
/= | 選択されたプロパティやデータの値が、[値]ボックスに入力された値と異なる。 |
OTHERWISE | 上記の条件のいずれにも一致しない場合に実行される処理を指定します。OTHERWISE 条件を含めるときには、リストの最後に追加してください。 |
簡単な式を入力します。
オブジェクトがこの式の値と一致した場合、オブジェクトは、戻り値の影響を受けます。
この条件の戻り値を指定します。
戻り値によって、オブジェクトが式に一致した場合に実行される処理が決まります。
値や簡単な式を入力します。複雑な式を入力しないでください。
現在の条件を[現在の範囲テーブルの定義]リストに追加します。
[現在の範囲テーブルの定義]リストの選択された条件を現在の条件に更新します。