データをフィルタする

フィルタを使用すると、画層または主題のフィーチャのサブセットを選択できます。 たとえば、STATE という名前のプロパティを持つ、すべての米国都市を含むデータ リソースがある場合、STATE = ‘CA’ というフィルタを作成することで、カリフォルニアの都市のみを表示できます。

STATE = ‘CA’

[フィルタ]ダイアログ ボックスには、[ビルダ][詳細]という 2 つのモードがあります。 [ビルダ]モードでは、有効な構文を使用するフィルタのみを作成できます。 [詳細]モードでは、[ビルダ]で処理されない構文でも、その構文を使用するフィルタを作成できます。 フィルタの条件が有効でない場合は、[詳細]モードから[ビルダ]モードへは移行できません。 さらに、有効な構文を使用するフィルタに、画層のデータ ソースにない関数またはプロパティの名前が含まれる場合、そのフィルタはビルダでは使用できません。

すべての条件を次のフォーマットにする必要があります。

<property> <operator> <constant>

データをフィルタするには

  1. 次のいずれかの操作を行い、編集する画層を開きます。
    • 新しい画層を作成します。
    • 既存の画層をダブルクリックします。
    • 画層が既に開いている場合は、画層のタブをクリックします。

    画層を新規作成する詳細は、「リソースを新規作成する」を参照してください。データ リソースを新規画層に関連付けるための詳細は、「データ リソースを画層に指定する」を参照してください。

  2. 次のいずれかの操作を行い、[フィルタ]ダイアログ ボックスを開きます。
    • 画層のフィーチャのサブセットを選択する場合は、[画層エディタ][設定]ペインの[フィーチャ データを設定]領域で、[データに適用されるフィルタ]の[…]をクリックします。
    • 主題のフィーチャのサブセットを選択する場合は、[画層エディタ][スタイル]ペインの[尺度範囲]で、主題を設定する尺度範囲を選択します。 スタイル設定規則のグリッドで、[条件]ボックスをクリックします。

    縮尺範囲についての詳細は、「縮尺範囲とは」を参照してください。

  3. [フィルタ]ダイアログ ボックスで、次のいずれかの操作を行います。
    • [プロパティ]を選択し、リストからプロパティを選択します。
    • [式]を選択し、[数式]ダイアログ ボックスを使用して式を作成します。

      詳細は、「数式を作成する」を参照してください。

  4. [条件と値]で、各リストから関係演算子と値を選択します。

    選択したプロパティで使用できる値を表示するには、[取得]をクリックします。

  5. 条件を追加するには、次の操作を行います。
    • [新規作成]をクリックします。
    • [演算]で、[And]または[Or]をクリックします。
    • 選択した条件の先頭にブール演算子の Not を付加する場合は、[演算][Not]をクリックします。
    • プロパティまたは式、条件、および値を指定します。
  6. 条件のグループ化およびグループ化の解除を行うには、条件を選択し、必要に応じて[選択した条件をグループ化]または[選択した条件のグループ化を解除]をクリックします。
  7. [OK]をクリックします。
  8. [ファイル]メニュー [上書き保存]を選択します。