乱気流(Turbulence)フィールドの動作をコントロールするには、これらのオプションを使用します。
乱気流フィールドの強さを設定します。この値を大きくすると、フィールドの力も強くなります。正または負の値を使用して、インフルエンス対象のオブジェクトをランダムな方向に移動することができます。
フィールドと作用を受けるオブジェクトとの間の距離が大きくなるに従って、フィールドの強さがどれだけ減少するかを設定します。変化率は距離に対して指数的に変わります。減衰(Attenuation)は指数です。減衰(Attenuation)を 0 に設定すると、フィールドとオブジェクトとの距離が変わってもフィールドの力は一定です。
乱気流フィールドの不規則性を設定します。この値を大きくすると、モーションの不規則性が増します。
乱気流フィールドの位相シフトを設定します。これにより、分裂の方向が決まります。
リニアは、ノイズ テーブルの値と値の間のリニア補間を指定します。これにより、力線方向に明瞭なブレイクを作成できます。2 次補間は、よりスムーズな外観を作成しますが、実行時間が著しく長くなります。
この値が大きくなるほど、乱気流の不規則さが大きくなります。ノイズ レベル(Noise Level) アトリビュートには、ノイズ テーブルの中で行いたい追加の検索数を指定します。値 0 の場合、検索は 1 回だけ行われますが、この設定は、Maya の旧バージョンと同じです。合計の乱気流値は検索数のウェイト付け平均です。
連続検索数のウェイト付けを指定します。ウェイトは累積的です。たとえば、ノイズ比(Noise Ratio)を 0.5 に設定した場合、連続検索数は、0.5、0.25 などとウェイト付けされます。ノイズ レベル(Noise Level)を 0 に設定した場合、ノイズ比(Noise ratio)は何の効果もありません。
最大距離の使用(Use Max Distance)をオンにした場合、最大距離(Max Distance)で定義された領域内で接続されているオブジェクトが、乱気流フィールドの影響を受けます。
最大距離の使用(Use Max Distance)をオフにした場合、乱気流フィールドからの距離に関係なく、接続されているすべてのオブジェクトが乱気流フィールドの影響を受けます。
フィールドの力が作用する、乱気流フィールドからの最大距離を設定します。最大距離(Max Distance)を有効にするには、最大距離を使用(Use Max Distance)をオンにしなければなりません。
最大距離の使用(Use Max Distance)にチェックが入っている場合に使用できます。
フォースの作用にフィールドを使用した場合、フォースの作用後に、このフォースを受けるオブジェクトがなかなか安定しない可能性があります。このカーブを使用して、フォースを調整します。たとえば、最大距離(Max Distance)値が定義した境界でスムーズにゼロへ減衰するように、フィールドのフォースをスケールします。
このカーブは、正規化した距離内で定義されます。すなわち、0 ~ 1 で、0 はフィールドのセンターに、1 は最大距離(Max Distance)の値に対応します。カーブの値は、フォースに適用されるスケーリング ファクタです。
フィールドがパーティクルやリジッド ボディに影響を与える領域は、ボリュームで指定します。
なし(None)、立方体(Cube)、球(Sphere)、円柱(Cylinder)、円錐(Cone)、またはトーラス(Torus)を選択します。
ボリュームの排除(Volume Exclusion)をオンに設定した場合、ボリュームが規定する領域では、フィールドがパーティクルまたはリジッド ボディに対して全く影響しません。
ボリュームをフィールドの位置からオフセットします。フィールドを回転した場合は、オフセットの方向はローカル空間で動作するので、オフセットの方向も回転させてください。
ボリュームをオフセットした場合、そのボリュームの位置だけ(および、それにより、フィールドがどのパーティクルに対して影響力があるか)が変更されます。ボリュームをオフセットした場合、フィールドの力、減衰などを計算する便宜上、実際のフィールドの位置は変更されません。
立方体を除くすべてのボリュームについて、回転の範囲を定義します。これは 0 から 360 度までの値にすることができます。
トーラスの有心輪環の半径を基準として、トーラスの立体部分の厚みを定義します。有心輪環の半径は、フィールドのスケールによって決まります。フィールドをスケールした場合、断面の半径(Section Radius)は、有心輪環に対するフィールドの比率を保持します。
オブジェクト フィールドのアトリビュート エディタ(Attribute Editor)でのみ使用可能です。
オブジェクトのどこからフィールドを作用させるかを設定します。頂点単位で適用(Apply Per Vertex)をオンにすると、選択したオブジェクトの個々のポイント(CV、パーティクル、頂点)は、最大かつ均等にフィールドを作用させます。頂点単位で適用(Apply Per Vertex)をオフにすると、フィールドは、指定されたポイントの平均位置からのみ作用します。