渦(Vortex)フィールドの動作をコントロールするには、これらのオプションを使用します。
渦フィールドの強さを設定します。この値を大きくすると、フィールドの力も強くなります。正の値を使用すると、インフルエンスを受けるオブジェクトは反時計回りに回転します。負の値を使用すると、オブジェクトを時計回りに回転します。
フィールドと作用を受けるオブジェクトとの間の距離が大きくなるに従って、フィールドの強さがどれだけ減少するかを設定します。変化率は距離に対して指数的に変わります。減衰(Attenuation)は指数です。減衰(Attenuation)を 0 に設定すると、フィールドとオブジェクトとの距離が変わってもフィールドの力は一定です。
渦フィールドが作用する中心軸を指定します。
最大距離の使用(Use Max Distance)をオンにした場合、最大距離(Max Distance)で定義された領域内で接続されているオブジェクトが、渦フィールドの影響を受けます。最大距離(Max Distance)の範囲外で接続されているオブジェクトは、渦フィールドの影響を受けません。
最大距離の使用(Use Max Distance)をオフにした場合、渦フィールドからの距離に関係なく、接続されているすべてのオブジェクトが渦フィールドの影響を受けます。
フィールドの力が作用する、渦フィールドからの最大距離を設定します。最大距離(Max Distance)を有効にするには、最大距離を使用(Use Max Distance)をオンにしなければなりません。
最大距離の使用(Use Max Distance)にチェックが入っている場合に使用できます。
フォースの作用にフィールドを使用した場合、フォースの作用後に、このフォースを受けるオブジェクトがなかなか安定しない可能性があります。このカーブを使用して、フォースを調整します。たとえば、最大距離(Max Distance)値が定義した境界でスムーズにゼロへ減衰するように、フィールドのフォースをスケールします。
このカーブは、正規化した距離内で定義されます。すなわち、0 ~ 1 で、0 はフィールドのセンターに、1 は最大距離(Max Distance)の値に対応します。カーブの値は、フォースに適用されるスケーリング ファクタです。
フィールドがパーティクルやリジッド ボディに影響を与える領域は、ボリュームで指定します。
なし(None)、立方体(Cube)、球(Sphere)、円柱(Cylinder)、円錐(Cone)、またはトーラス(Torus)を選択します。
ボリュームの排除(Volume Exclusion)をオンに設定した場合、ボリュームが規定する領域では、フィールドがパーティクルまたはリジッド ボディに対して全く影響しません。
ボリュームをフィールドの位置からオフセットします。フィールドを回転した場合は、オフセットの方向はローカル空間で動作するので、オフセットの方向も回転させてください。
ボリュームをオフセットした場合、そのボリュームの位置だけ(および、それにより、フィールドがどのパーティクルに対して影響力があるか)が変更されます。ボリュームをオフセットした場合、フィールドの力、減衰などを計算する便宜上、実際のフィールドの位置は変更されません。
立方体を除くすべてのボリュームについて、回転の範囲を定義します。これは 0 から 360 度までの値にすることができます。
トーラスの有心輪環の半径を基準として、トーラスの立体部分の厚みを定義します。有心輪環の半径は、フィールドのスケールによって決まります。フィールドをスケールした場合、断面の半径(Section Radius)は、有心輪環に対するフィールドの比率を保持します。
オブジェクトのどこからフィールドを作用させるかを設定します。頂点単位で適用(Apply Per Vertex)をオンにすると、選択したオブジェクトの個々のポイント(CV、パーティクル、頂点)は、最大かつ均等にフィールドを作用させます。頂点単位で適用(Apply Per Vertex)をオフにすると、フィールドは、指定されたポイントの平均位置からのみ作用します。
アトリビュート エディタ(Attribute Editor)で頂点単位で適用(Apply Per Vertex)アトリビュートを表示するには、スペシャル エフェクト(Special Effects)セクションを開きます。オブジェクト フィールドでのみ使用可能です。
渦フィールドをパーティクル オブジェクトに対して使用する場合、パーティクル オブジェクトの運動量保存(Conserve)アトリビュートを設定して、モーションにインフルエンスを与えることができます。運動量保存(Conserve)を 0 に設定した場合、パーティクル オブジェクトのモーションは円状になります。運動量保存(Conserve)を 0 よりも大きい値に設定すると、らせん状のモーションが得られます。