強さドロップオフ(Strength Dropoff)アトリビュート

強さドロップオフ(Strength Dropoff)設定で、ドロップオフ距離(Dropoff Distance)に基づいてリンクの強さをコントロールできます。グラフの右側はリンクの最大距離を表します。グラフの左側は、長さのない(値が 0 である)リンクを表します。

グラフを使用すると、強さドロップオフ(Strength Dropoff)を視覚的に調整できます。

選択した位置(Selected Position)

グラフの X 軸上のアクティブな値です。

位置マーカーをグラフ内で移動すると、その移動に対応してこの値が自動的に調整されます。

選択した値(Selected Value)

グラフの Y 軸上のアクティブな値です。

位置マーカーをグラフ内で移動すると、その移動に対応してこの値が自動的に調整されます。

補間(Interpolation)

グラフでの値の計算方法をコントロールします。プルダウン リストから次のいずれかを選択します。

なし(None)

補間は行われません。それぞれの値は、グラフ上で識別可能なステップとなります。

リニア(Linear)

値は空間内で線形的に補間されます。

スムーズ(Smooth)

値は正規分布に従って補間されます。グラフの各値が周囲の領域に適用され、それから隣の値とすばやくブレンドされます。

スプライン(Spline)

スムーズ(Smooth)と似ていますが、スプライン(Spline)では隣接するインデックスを考慮して、よりスムーズなエフェクトが得られます。

衝突の除外(Exclude Collisions)

これをオンにすると、現在選択されているコンストレイントのメンバーであるフェース、エッジ、頂点のみの nCloth コンストレイントの衝突が計算されます。

ダンプ(Damp)

コンストレイントされた要素の動きを小さくする場合に、コンストレイントからのエネルギーを抑制する度合いを定義します。既定値は 0 です。

ローカル衝突(Local Collide)

これをオンにすると、サーフェス コンストレイントとローカル サーフェスをコンストレイント ポイントで衝突させることができます。この衝突は通常、標準サーフェス衝突よりもすばやく計算されます。ローカル衝突(Local Collide)は、ポイント対サーフェス(Point to Surface)コンストレイントとサーフェスでスライド(Slide on Surface)コンストレイントでは、既定でオンになっています。

衝突の幅スケール(Collide Width Scale)

ローカル衝突(Local Collide)をオンにすると、dynamicConstraintShape ノードはコンストレイントされたポイント間の衝突を処理します。これにより、オブジェクト間の法線衝突を増やしたり置き換えたりすることができます。衝突の幅スケール(Collide Width Scale)は、コンストレイントされたオブジェクトの衝突の厚み全体のスケーリング値を指定します。既定では、衝突の幅スケール(Collide Width Scale)は 1 に設定されており、これは衝突に使用される衝突幅が衝突オブジェクトの厚み(Thickness) (nCloth)と半径(Radius) (nParticle)アトリビュート値に基づいていることを意味します。

摩擦(Friction)

サーフェス コンストレイントが自由にスライドできる度合いを定義します。摩擦(Friction)を 1 に設定すると、サーフェス コンストレイントはロックされて移動できません。摩擦(Friction)を 0 に設定するとサーフェス コンストレイントは解放され、制約なくスライドします。既定値は 0 です。

片面(Single Sided)

これをオンにすると、移動可能なサーフェス コンストレイントを、コンストレイント サーフェスの片側に常時留まるよう制限できます。コンストレイントが留まるサイドは開始フレームで定義され、シミュレーション中に維持されます。これでコンストレイント サーフェスが移動する場合、コンストレイントの反対方向への反転や押し込みを防止できます。

たとえば開いた円柱に nCloth をコンストレイントして片面(Single Sided)アトリビュートを使用し、クロスが円柱の内側へとスライドすることなく、円柱の外側に維持されるようにすることができます。

最大反復回数(Max Iterations)

このダイナミック コンストレイントに対するシミュレーション ステップごとの最大反復回数を指定します。反復回数とは、1 ステップで発生する計算の回数です。反復回数が多くなるほどに精度は上がりますが、計算時間も長くなります。既定値は 500 です。

最小反復回数(Min Iterations)

ダイナミック コンストレイントを評価するのに使用する、ソルバの最小反復回数を指定します。反復回数とは、1 シミュレーション ステップで発生する計算の回数です。現在選択されているダイナミック コンストレイントの強さ(Strength)を弱くすると、最小反復回数(Min Iterations)によりダイナミック コンストレイントのエフェクトの統合精度が上がります。最小反復回数(Min Iterations)は、伸長の抵抗(Stretch Resistance)のエフェクトなど、nCloth オブジェクト上のその他の nucleus オブジェクトのアトリビュートにも作用します。