レンダリング設定のメンバーだけをアウトライナ(Outliner)でフィルタし、表示する

構成を使いやすくして、簡単にナビゲートするために、アウトライナ(Outliner)を合理化して、レンダー レイヤまたはコレクションのメンバーだけを表示する場合があります。または逆に、レンダー レイヤのメンバーでないノードだけを表示する場合があるでしょう。

アウトライナ(Outliner) のディスプレイ(Display)メニューで、レンダリング設定フィルタ(Render Setup Filter)を有効にします。検索(Search)フィールドの下にフィルタのドロップダウン リストが表示され、ここで次の表示オプションを切り替えることができます。

注: また、表示 > オブジェクト(Show > Objects)メニューを使用してこれらのオプションにアクセスできます。

階層内のレンダー レイヤのメンバーを識別する

レンダリング設定のすべてのメンバーは、アウトライナ(Outliner)で黄色い縦線により示されます。この例では、Mesh_Killamari_Body、Mesh_Killamari_Eyes、Mesh_Killamari_Eyes_Glass のすべてがコレクションのメンバーです。これらは LOD0 階層の子、さらに Mesh_All 階層の子であるため、ツリーで親ノードを表示せずにこれらだけをリスト表示することはできません。そのため、これらは黄色い縦線で区別されます。

注: 親ノードは、アウトライナ(Outliner)でリスト表示されますが、どのコレクションにも属していないので、オーバーライドは適用されません。たとえば、この例の移動(Translate)オーバーライドは、Mesh_Killamari_Body、Mesh_Killamari_Eyes、Mesh_Killamari_Eyes_Glass ノードだけに適用され、LOD0 と Mesh_All ノードには適用されません。

フィルタの選択をロックする

選択したフィルタを誤って変更しないようにロックするには、ロック アイコン をクリックします。このアイコンは、フィルタがロックされた状態である場合、背景が青色になります 。他のフィルタに切り替えるには、ロック アイコンをオフに切り替える必要があります。

選択された外部レイヤ(Outside Selected Layers)フィルタを使用してコレクション メンバーの欠落をトラブルシューティングする

エクスプレッションを使用してコレクションを入力すると、名前が正しくないオブジェクトやノードがコレクションから欠落する場合があります。たとえば、「*Window*」を使用してコレクションを入力し、glassWindow7 が誤って glass Wnidow7 という名前で入力されている場合、これはコレクションに含まれません。

選択された外部レイヤ(Outside Selected Layers)フィルタを選択すると、レンダー レイヤーの一部ではないノードのリストを表示し、名前が誤っているコレクションのメンバーを簡単に特定することができます。

スクリプトによるフィルタ

新しい -pythonModule フラグが itemFilter コマンドに追加され、Python 関数をフィルタとして実行できるようになりました。以下に例を示します。

# Create a filter that runs a Python function as the filter
intersectionFilter = cmds.itemFilter( -byScript='myFilterProc' -pythonModule='myModule' ) 

これにより、次のように宣言された Python 関数が実行されます。

def myFilterProc(*args, **keywordArgs) :
    return True