Mayaの流体エフェクトは非圧縮性流体として計算されているので、流体コンテナから放出されるスピードはパーティクルとして放出されるスピードと同じ効果を表すことは出来ません。流体では、あるポイントから離れる、また向かうような動きを作成する場合、流体での放出速度は流体の非圧縮性と両立しません。したがって、流体放出速度におけるこのような動作はサポートされていません。
流体の速度の放出値の設定方法を指定します。
シミュレーション中、そのステップごとに流体に放出される速度をレートとして加算します。流体に放出される速度の値は、エミッタのレート(パーセント) (Rate (Percent))の値によって決まります。詳細については、レート(パーセント) (Rate (Percent))を参照してください。
既定では速度方法(Speed Method)は加算(Add)に設定されています。
シミュレーションの各ステップごとに流体の速度を置き換えます。
流体エミッタは、流体の速度を変更しません。
アニメートしたエミッタが生成する移動速度から流体が継承する速度を設定します。速度の継承(Inherited Velocity)はレート(パーセント) (Rate (Percent))の値に加算されて、全体的な放出速度が生成されます。
速度の継承(Inherit Velocity)が計算されるのは、アニメートしたエミッタがあって移動速度を生成する場合、または nParticle オブジェクトが流体を放出するときなど nParticle の速度が存在する場合のみです。
サーフェスから流体を放出するときの、サーフェスの法線に沿った放出スピードを設定します。法線のスピード(Normal Speed)が表示されるのは、エミッタ タイプ(Emitter Type)がサーフェス(Surface)に設定している場合のみです。詳細については、エミッタ タイプ(Emitter Type)を参照してください。
カーブから流体を放出するときの、カーブの接線に沿った放出スピードを設定します。接線のスピード(Tangent Speed)が表示されるのは、エミッタ タイプ(Emitter Type)がカーブ(Curve)に設定している場合のみです。詳細については、エミッタ タイプ(Emitter Type)を参照してください。
すべてのボリューム エミッタの中心軸方向の放出スピードを設定します。立方体と球の空間領域の場合、中心軸は正の Y 方向に定義されます。軸に沿って(Along Axis)が表示されるのは、エミッタ タイプ(Emitter Type)がボリューム(Volume)に設定している場合のみです。詳細については、エミッタ タイプ(Emitter Type)を参照してください。
すべてのボリューム エミッタの中心軸の回りスピードを設定します。軸の周り(Around Axis)が表示されるのは、エミッタ タイプ(Emitter Type)がボリューム(Volume)に設定している場合のみです。詳細については、エミッタ タイプ(Emitter Type)を参照してください。
方向 X、Y、Z (Direction X、Y、Z)のアトリビュートで指定した方向に速度を付加します。ディレクショナル スピード(Directional Speed)はすべてのエミッタ タイプに適用できます。
エミッタの位置と方向を基準に放出スピードの方向を設定します。