エクスプレッション エディタ(Expression Editor)からパーティクル エクスプレッションを作成することができます。
パーティクルのラジオ ボタンを使用して、作成(Creation)エクスプレッションとランタイム(Runtime)エクスプレッション(ダイナミクスの計算の前と後)の 2 種類のエクスプレッションを記述することができます。これら 2 種類のエクスプレッションは、パーティクルのシェイプ(Shape)ノードのどのアトリビュートにも適用可能です。
作成時のエクスプレッションは一般に、アニメーションを巻き戻したとき、またはパーティクルが放出されたときに実行されます。ランタイム エクスプレッションは通常、巻き戻し時のフレームとパーティクルが放出されるフレームを除く各フレームで、ダイナミクスの評価前または後に、指定どおり実行されます。既定では、どちらのタイプのエクスプレッションも、オブジェクトのパーティクルごとに 1 回ずつ実行されます。
作成時のエクスプレッションとランタイム エクスプレッションは同時には実行されません。オブジェクトの各パーティクルの存在時間(年齢)に応じて、作成時のエクスプレッションが実行されるか、ランタイム エクスプレッションが実行されるかが決まります。エクスプレッションの実行の詳細については、作成時のエクスプレッションを実行するとランタイム エクスプレッションを記述するを参照してください。
パーティクル シェイプ(particle shape)ノードを選択すると、既定のオブジェクト(Default Object)、評価(Evaluation)、単位変換(Convert Units)の各オプションがグレー表示になり、選択できなくなります。
既定のオブジェクト(Default Object)オプションが選択できなくなる理由は、パーティクル シェイプ(particle shape)ノードのアトリビュートが 1 つの作成時のエクスプレッションと 1 つのランタイム エクスプレッションによってのみ制御されるためです。パーティクル シェイプ(particle shape) ノードを選択している場合は、そのノードが常に既定のオブジェクトになります。
パーティクル シェイプ(particle shape)ノードのエクスプレッションで評価(Evaluation)オプションが選択できなくなる理由は、パーティクル シェイプ(particle shape)ノードのエクスプレッションに対してこのオプションが何の効果も持たないためです。詳細については、エクスプレッションが実行される頻度を参照してください。
単位変換(Convert Units)オプションが選択できなくなる理由は、パーティクル シェイプ(particle shape)ノードのエクスプレッションについては、ユーザが単位の変換を制御できないためです。パーティクル以外のエクスプレッションに対する単位変換オプションの詳細については、エクスプレッションを最適化するを参照してください。
他のタイプのオブジェクトとは違って、パーティクル シェイプ(particle shape) ノードの個々のアトリビュートについて異なるエクスプレッションを作成することはできません。1 つのパーティクル シェイプ(Particle Shape)ノードについて 1 つの作成時のエクスプレッションしか作成できないため、エクスプレッション エディタ(Expression Editor)のアトリビュート(Attributes)リストからアトリビュートを選択する必要はありません。