mental ray for Maya でマスター マシンをセットアップする

最初に、maya.rayhosts という名前のファイルを作成します。

maya.rayhosts ファイル フォーマット

maya.rayhosts ファイルには、各スレーブ マシンの名前のリストが含まれている必要があります。これらのスレーブ マシンに対しては、mental ray for Maya (マスター マシン)がインストールされているネットワーク上でアクセスできるようにしてください。

mental ray for Maya マスターから mental ray standalone スレーブへの送信時、既定のポート(31310)を使用している場合は、ポートを指定する必要はありません。

mental ray for Maya Satellite マスターの場合は、maya.rayhosts ファイルでホスト名の後に「:<ポート番号>」を入力してポート番号を追加する必要があります。mental ray for Maya Satellite スレーブ マシン上で設定するポート番号は、7416 です。例:

pc-host1:7416 
pc-host2:7416

既定でないポートを使用する場合、この場所でポート番号を指定することもできます。

lnx-host2:7555

使用しないホストを、# を使ってコメント アウトすることができます。例:

# pc-slave4:7416

マシン名ではなく、IP アドレスを使用することもできます。

注: スレーブが受信するポートは、スレーブ マシン上のサービス ファイルによって指定されます。詳細については、スレーブ マシンのセット アップを参照してください。mental ray standalone の場合は 31310、mental ray for Maya Satellite の場合は 7416 です(Autodesk Maya 2016 の時点において)。

マスターが要求を発行するポートは maya.rayhosts ファイルで設定されますが、既定では 31310 (mental ray standalone ポート)です。

スレーブ上のポート番号とマスター上のポート番号が一致していないと、レンダリングが実行されません。

maya.rayhosts ファイルの位置

maya.rayhosts ファイルは、次のディレクトリのいずれかに格納します(これらのディレクトリは順番に検索され、最初に見つかった maya.rayhosts ファイルが使用されます)。

読み込む hosts ファイルを確認する

読み込む hosts ファイルを確認するには

  1. トランスレーション プロセスからのメッセージの冗長レベルを、書き出し冗長度(Export Verbosity)で概説されている MEL コマンドを使用して設定します。レンダー中に、次のようなメッセージがスクリプト エディタ(Script Editor)に出力されます。

    // Info: (mental ray) : loading startup file C:/Program Files/Autodesk/Maya201x/mentalray/maya.rayrc

    // mental ray for Maya: using rayhosts file C:/Documents and Settings/user1/My Documents/maya/maya.rayhosts

    さらに、mental ray for Maya のエラー メッセージが Maya 出力(Output)ウィンドウに出力されます。

mental ray for Maya のレンダーで使用するスレーブ セットを変更する

mental ray for Maya のレンダーで使用するスレーブ セットを変更するには

  1. Maya を閉じて、maya.rayhosts を修正してから、Maya を再起動します。

関連項目