mental ray ネットワーク レンダリングにより、ネットワーク上の複数のマシンにレンダリング プロセスを分散することができます。この作業は、mental ray for Maya Satellite または mental ray Standalone を使用して行います。
Maya に統合された mental ray for Maya では、常に無制限の数のローカル CPU 上でレンダーを行うことができます。mental ray satellite レンダリングは、それぞれ最大 4 つのプロセッサと 4 つの GPU を備えた 4 台の追加リモート マシンで実行できます。コアの数に制限はありません。
mental ray ネットワーク レンダリング プロセスは、Maya での作業中(レンダー ビュー(Render View)またはバッチ レンダリング)に、または、Maya 内のコマンド ラインから起動することができます。
mental ray 分散レンダリングで、次のタスクをすぺて短縮することができます。
ライティング/シェーディング > バッチ ベイク処理(mental ray)(Lighting/Shading > Batch Bake (mental ray))でサテライト レンダリングを使用する場合、単一のオブジェクト(Single object)を ベイク処理の最適化(Bake optimization)メソッドとして選択します。ファイナル ギャザーとフォトン(グローバル イルミネーション)を含めベイク処理は、単一オブジェクト(Single object)オプションが使用されていれば、サテライトのみサポートしています。サテライト レンダリングには、テクスチャへのベイク処理のみサポートされています。
mental ray for Maya と mental ray for Maya Satellite を使用する場合、マスターとは、バッチまたはコマンド ラインを介してネットワーク レンダーをインタラクティブに要求するマシンのことを指し、スレーブとは、mental ray standalone または mental ray for Maya Satellite がインストールされたネットワーク上の独立したマシンでネットワーク レンダーの一部を受信して実行し、その情報をマスターに返送する個々のマシンのことを言います。
mental ray standalone がインストールされたマシンは、マスター、スレーブまたは同時にその両方になることができます。