メディアおよびエンターテインメント業界で使用されている(「LUT」とも呼ばれる)カラー変換フォーマットには、さまざまなものがあります。使用しているアプリケーションの 1 つまたは複数でサポートされていない LUT を受け取ることになる場合があるため、このことはワークフローの問題の原因となっています。さらに、これらの LUT フォーマットの多くは古くなったテクノロジーに基づいていて、品質、柔軟性、今日の要件を満たすために必要なメタデータが欠けています。
これらの問題を解決するために、映画芸術科学協会と米国映画撮影監督協会の技術委員会が専門家グループを集め、業界標準にできる共通変換フォーマットの設計を行いました。
オートデスクはこのフォーマットを自社のカラー管理テクノロジーのネイティブ フォーマットとして採用することを選択し、(たとえばアカデミー カラー エンコーディング システムをサポートするために)アプリケーションとともにこのフォーマットの変換のコレクションを数多く提供しています。
このガイドは、独自のカラー変換を作成するために役立つ Academy/ASC フォーマットに関する情報を提供しています。また、主にオートデスク アプリケーションで使用するためのカラー変換を作成するときに使用できる、オートデスク固有のいくつかの拡張機能について定義しています。すべてのオートデスクの拡張機能には、導入または更新されたときのバージョンで印が付けられています。その他すべての要素とアトリビュートはオリジナルの Academy/ASC フォーマットの一部です。