従来のブーリアン アルゴリズムの制限事項

注: 既定では、Maya 2014 またはそれ以前のバージョンで作成されたブーリアン ノードを含むシーンでは、従来のブール演算アルゴリズムを使用します。

• 従来のブール演算アルゴリズムは以下をサポートしていません。
  • 非多様体のメッシュ

    「2 多様ポリゴン ジオメトリと非多様ポリゴン ジオメトリ」を参照してください。

  • 面積がゼロのフェースや長さがゼロのエッジによるメッシュ
    ヒント: 従来のブール演算アルゴリズムは、しきい値の使用(Use Thresholds)アトリビュートを使用して、非常に小さいフェースやエッジをチェックし、自動的に削除します。ブール演算を実行した後に、メッシュの一部が表示されない場合や、元のジオメトリから抽出された場合は、しきい値の使用(Use Thresholds)設定を調整します。
  • UV セット

    ブール演算中は UV セットが非表示になります。

  • ブール演算の論理積を実行した場合の境界エッジ
    ヒント: 境界エッジは、ディスプレイ > ポリゴン > 境界エッジ(Display > Polygons > Border Edges)を選択することで表示できます。
  • 折り目を付けたコンポーネント

    折り目の付いたデータは、ブール演算操作中に表示されなくなります。

  • 開いたメッシュ
    ヒント: ブール演算を実行する前に、メッシュ > 穴を埋める(Mesh > Fill Hole)を使用して、元のオブジェクトにあるすべての開口部を閉じます。
• メッシュ上の法線が一貫してボリュームの外側を向いている必要があります。

  メッシュ上の法線は、ディスプレイ > ポリゴン > フェース法線(Display > Polygons > Face Normals)を使用して確認できます。メッシュ表示 > 反転(Mesh Display > Reverse)を使用すると、フェース法線を反転することができます。

• 大きいポリゴン オブジェクトでブール演算を何回も実行すると、メモリ不足のエラーになる場合があります。

  プリファレンス(Preferences)ウィンドウの元に戻す(Undo)設定で、待ち行列(Queue)の値を減らし、メモリ不足が発生しないようにします。

関連項目

• ブーリアン
• ポリゴン メッシュを統合する
• ブール演算の後でオリジナルのオブジェクトを編集する