ビューポート 2.0、マテリアル ビューア(Material Viewer)、および UV エディタ(UV Editor)などのその他のエディタで更新を一時停止できます。これにより、エディタの更新を待つことなく、シーンの変更を行うことができるようになります。これは、複雑なシーンがある場合に特に便利です。
更新を一時停止するには、Maya のステータス ラインまたはマテリアルビューア(Material Viewer)ツールバーで をクリックします。一時停止されたエディタが赤い境界線と一時停止(Paused)のテキストとともに表示され、一時停止された状態であることを示します。最後にキャッシュされたレンダーのイメージが存在する場合は、マテリアルビューア(Material Viewer ) に一時停止(Paused)というテキストのかわりにこの画像が表示されます。
Maya のステータス ラインで をクリックすると、ビューポート 2.0 レンダラを使用しているすべてのエディタも一次停止されます。これには、マテリアル ビューア(Material Viewer) (ハードウェア レンダラを使用するように設定されている場合)と UV エディタ(UV Editor)が含まれます。レンダー ビューが、ハードウェア 2.0 レンダラを使用するように設定されている場合、レンダリングも停止します。同様に、マテリアル ビューア(Material Viewer)がハードウェア レンダラを使用するように設定されている場合に、 をクリックすると、これらのエディタも一時停止されます。
もう一度 をクリックすると、一時停止が解除され、一時停止中に行ったすべての変更でシーンが更新されます。影響を受ける各パネルの内容が再レンダーされ、シーンの更新のモニタが再開されます。
ハードウェア レンダラとプラグイン レンダラ(mental ray レンダラなど)は、別々に一時停止されます。ビューポート 2.0 (Viewport 2.0)の一時停止は、プラグイン レンダラ(例: mental ray)などのソフトウェア レンダラを使用したレンダリングには影響しません。たとえば、レンダー ビュー(Render View)で、IPR を使用してレンダーできます。マテリアル ビューア(Material Viewer)でプラグイン レンダラがレンダラとして選択されている場合、ビューポート 2.0 とは関係なくレンダリングを一時停止することもできます。
別のシーンを開いたときに一時停止の状態は保持されますが、新しいシーンを作成すると、一時停止は解除されます。
同時に発生する 2 つのレンダリングがある場合(たとえばレンダー ビュー(Render View)とマテリアル ビューア(Material Viewer))、IPR レンダーを開始すると、マテリアル ビューア(Material Viewer)が停止します。IPR レンダーが停止すると、マテリアル ビューア(Material Viewer)が再度アクティブになります。ただし、アトリビュート値またはカメラの角度を変更するなどして、手動で再レンダーをトリガする必要があります。この動作は、一時停止が解除されると常に再レンダーが行われる、 をクリックした場合とは少し異なります。
起動時にビューポート 2.0 を一時停止するには、環境変数 MAYA_VP2_PAUSE_ON_STARTUP を 1 に設定するか、optionVar vp2PauseState を 1 に設定します。