Maya のパイプライン キャッシュ(Pipeline Cache)オプションを使用して、高いポリゴン数で高密度アセットをリトポロジ化できます。GPU キャッシュ ファイルはモデルのオリジナルのノード階層を単一のノードに統合し、Maya のパフォーマンスとメモリ使用量を改善するだけでなく、アセットをライブにする(Make Live)と四角ポリゴン描画(Quad Draw)に対応させることができます。モデルを Alembic ファイルとして書き出して GPU キャッシュを作成し、GPU キャッシュ ノードとして Maya に読み込み直すことができます。
GPU キャッシュ ノードをリトポロジ化するには
- Maya のメイン メニュー バーで、パイプライン キャッシュ > GPU キャッシュ > すべて書き出し(Pipeline Cache > GPU Cache > Export All) > を選択します。
- 表示される GPU キャッシュの書き出しオプション(GPU Cache Export Options)ウィンドウで、次のオプションを設定します。
- キャッシュ タイム レンジ(Cache Time Range): 現在のフレーム(Current Frame)
- 階層の最適化(Optimize Hierarchy): オン
ヒント: アセットに複数のオブジェクトが含まれている場合は、最適化のしきい値(Optimization Threshold)の値を最高精度の解像度のオブジェクトにある頂点の合計数よりも大きい値に指定します。たとえば、最高精度の解像度のオブジェクトが 22000000 個の頂点で構成されている場合、最適化のしきい値(Optimization Threshold)を 22000001 に設定します。
GPU キャッシュ ファイルが Alembic ファイルとして書き出され、現在の Maya プロジェクトの cache¥alembic フォルダに保存されます。
- Alembic ファイルを GPU キャッシュ ノードとして読み込みます。「GPU キャッシュ ノードを読み込む」を参照してください。
ファイルが単一のノードとして Maya にロードされます。
- GPU キャッシュ ノードを参照メッシュにします。「四角ポリゴン描画の参照メッシュを設定する」を参照してください。
- メッシュのリトポロジ化を開始します。「クワッド描画(Quad Draw)を使用してメッシュをリトポロジ化する」を参照してください。
関連項目