条件(Condition)ユーティリティを使用する

条件ノードは分岐ユーティリティです。論理式が true の場合と false の場合では、機能が異なります。

A の値を B の値と比較して、A の値が B の値より大きい、小さい、等しい、未満である、以下である、以上である、または等しくないなどを識別し、設定された条件に基づいて結果を生成します。

条件(Condition)ユーティリティをシェーダ ネットワークに組み込めば、状況に応じて 2 つの異なる動作を行うようなネットワークを作成することができます。たとえば、両面シェーディングされたサーフェスを作成できます(「両面シェーディング サーフェスを作成する」を参照)。

次の例に示すように、ノードには 1 つの論理演算子(演算(Operation))と 2 つの選択値(第 1 項(First Term)および第 2 項(Second Term))が必要です。

この例では、A の値と B の値が等しくない場合は、true の場合カラー(Color If True)出力カラー(Out Color)に代入されます。A の値と B の値が等しい場合は、false の場合カラー(Color If False)出力カラー(Out Color)に代入されます。

条件ユーティリティ ノードを作成するには

  1. 次のいずれかを実行します。

以下に、使用されている条件(Condition)ユーティリティの例をいくつか示します。

条件(Condition)ユーティリティを 4 枚のテクスチャにマップするには

  1. マテリアルを作成してオブジェクトに割り当てた後、条件(Condition)ユーティリティをマテリアルのカラー(Color)アトリビュートにマップします。
  2. 必要に応じて、マテリアルのアトリビュートを調整します。
  3. アトリビュート エディタ(Attribute Editor)で条件ノード タブを選択し、次のように設定します。
    • テクスチャを第 1 項(First Term)にマップします。

      このテクスチャは第 2 項(Second Term)のテクスチャ適用領域を表します。

    • テクスチャを第 2 項(Second Term)にマップします。

      このテクスチャは適用領域のパターンを表します。

    • テクスチャを true の場合カラー(Color If True)にマッピングします。

      このテクスチャはサーフェスのカラーを表します。

    • テクスチャを false の場合カラー(Color If False)にマッピングします。

      このテクスチャはその上にあるテクスチャのカラーを表します。

    • 各テクスチャのアトリビュートを変更し、必要に応じてテクスチャ プレースメント オブジェクトを使用してオブジェクトのテクスチャを調整します。
    • 操作(Operation)プルダウン リストの項目を選択して、テクスチャ間の変化を確認します。
      ヒント: 操作(Operation)オプションを大なり(Greater Than)または未満(Less Than)に設定して、合成した結果を確認します。