ジオメトリ キャッシュをマージする

ジオメトリ キャッシュは、マージして単一のキャッシュにベイク処理できます。マージするキャッシュは経時的に連続して配置することも、連続せずに配置することもできます。

マージするキャッシュが時間上オーバーラップする場合、オーバーラップするキャッシュの領域は、現在選択されているそれらの入力ウェイト設定と任意のウェイト マップに従ってブレンドされます。

マージするキャッシュがオーバーラップしていないものの、その間にギャップがある場合、ギャップは線形的に補間され、ギャップのキャッシュ データはマージされたキャッシュに保存されません。たとえばマージするキャッシュが、キャッシュ 1 (フレーム 15 ~ 25)、キャッシュ 2 (フレーム 25 ~ 35)、キャッシュ 3 (フレーム 40 ~ 50)の 3 つだとします。これらのキャッシュをマージすると、結果として生じるマージされたキャッシュの長さはフレーム 15 ~ 50 になりますが、フレーム 36 ~ 39 にキャッシュ データは含まれません。

ジオメトリ キャッシュをマージするには

  1. ジオメトリ キャッシュをマージするオブジェクトを選択します。
  2. アトリビュート エディタ(Attribute Editor)で、マージするキャッシュを有効にしてその他のすべてのキャッシュを無効にします。オブジェクトの有効なキャッシュのみがマージされます。
  3. アニメーション(Animation)メニュー セットから、キャッシュ > ジオメトリ キャッシュ > キャッシュのマージ(Cache > Geometry Cache > Merge Caches) > を選択します。

    ジオメトリ キャッシュのマージ オプション(Merge Geometry Cache Options)ウィンドウが表示されます。「キャッシュのマージ オプション(Merge Cache Options)」を参照してください。

  4. マージ オプションを設定し、マージ(Merge)または適用(Apply)をクリックします。

    すべてのオブジェクトの有効なキャッシュが、ジオメトリ キャッシュのマージ オプション(Merge Geometry Cache Options)ウィンドウの設定に従ってマージされ、新しいジオメトリ キャッシュ ノード、キャッシュ ファイル、および XML 記述ファイルが作成されます。マージしたジオメトリ キャッシュは無効になり、ディスク上の対応するキャッシュ ファイルはオーバーライドも削除もされません。