Softimage-Maya ブリッジ: プリファレンスとカスタマイズ

Softimage と同様、Maya には多くのプリファレンスがあります。

ユーザ プリファレンス

Softimage のプリファレンス エディタ(Preferences Editor)に類似した、プリファレンス(Preferences)ウィンドウ(ウィンドウ(Windows) > 設定/プリファレンス(Settings/Preferences) > プリファレンス(Preferences)を選択)で一般的なユーザ プリファレンスを設定できます。

このウィンドウでプリファレンスを保存すると、Maya の ¥prefs フォルダ内の userPrefs.mel ファイルにその変更が保存されます。このフォルダは、使用するオペレーティング システムによって場所が異なります。詳細については、「プリファレンス(Preferences)」を参照してください。Maya を開くたびに、既定の設定ではなく、これらの更新されたプリファレンスが使用されます。

¥prefs フォルダには、ホットキー、シェルフ、マーキング メニューなどに関する、その他の多くのタイプのプリファレンス ファイルやサブフォルダがあります。たとえば、カラー設定(Color Settings)ウィンドウ(ウィンドウ(Windows) > 設定/プリファレンス(Settings/Preferences) > カラー設定(Color Settings)を選択)では、多くのシーン要素の既定のカラーを設定できます。これらの設定は、¥prefs フォルダ内の userColors.mel ファイルに保存されます。

さらに、特定のプリファレンス ファイルを作成して、チーム メンバーと共有することで、すべてのユーザの Maya のバージョンを同じ方法で設定できます。

ファイル(File) > プリファレンスの保存(Save Preferences)を選択すると、一度にすべてのユーザ プリファレンスを保存できます。詳細については、「保存されるプリファレンスのタイプ」を参照してください。

既定の設定に戻すには、プリファレンス(Preferences)ウィンドウで、編集(Edit) > 既定設定の復元(Restore Default Settings)を選択します。

Maya のすべての既定の設定に戻すには、特定のプリファレンス ファイル、または ¥prefs フォルダ全体の名前を変更する(推奨)、または削除することができます。次回 Maya を開いたときに、既定のプリファレンスの作成、または以前のプリファレンスからコピーするようにプロンプトが表示されます。これは、Maya で予期しない動作やエラーが発生した場合の一般的な解決策です。詳細については、「Maya のプリファレンスをリセットする」を参照してください。

Maya プリファレンス設定の詳細については、次のビデオ「Softimage-Maya ブリッジ: Maya のプロジェクト、シーン、プリファレンス」をご覧ください。

コマンドおよびツール オプション

また、特定のコマンドやツールのプリファレンスは、メニューで アイコンで示されるそれぞれのオプション ボックスで設定することができます。たとえば、作成(Create) > ポリゴン プリミティブ(Polygon Primitives) > 球(Sphere) > を選択して、ポリゴン球の作成時にその既定のサイズを設定できます。

編集(Edit) > 設定の保存(Save Settings)を選択すると、その新しい設定が userPrefs.mel を含む ¥prefs フォルダ内のさまざまなファイルに保存されます。

既定の設定に戻すには、いつでも編集(Edit) > 設定のリセット(Reset Settings)を選択できます。

ファイル > 新規シーン(File > New Scene) > を選択すると、新しいシーンを作成するためのオプションを設定できます。新規シーン(New Scene)オプションは、プリファレンス(Preferences)ウィンドウ内の項目(作業単位(Working Units)など)と一部の設定を共有しますが、新規シーン オプションは既定を上書きしません。

Maya のカスタマイズ

Maya では、ユーザ インタフェースから環境変数、起動時に実行するファイルまで、さまざまな方法でカスタマイズすることができます。詳細については、「カスタマイズ」を参照してください。

環境変数を共有するための Maya.env

Softimage ワークグループと同様の方法で、Maya を使用して同じプロジェクトで作業するチーム メンバー間で共有するカスタマイズを作成できます。

その 1 つの方法は、環境変数を設定して、共有する Maya.env ファイルに追加することです。各チーム メンバーが Maya を起動すると、このファイルに含まれるすべての環境変数が実行されます。たとえば、カスタム シェルフにインストールされるプラグインを定義する Maya.env ファイルを共有することができます。

このファイルの保存場所などの詳細については、「環境変数」および「Maya.env を使用して環境変数を設定する」を参照してください。

カスタム スタートアップ用の userSetup.mel

Maya をカスタマイズしてチームと作業環境設定を共有する別の方法は、userSetup.mel という名前のファイルを作成して、起動時に Maya で実行するコマンドを入力することです。たとえば、共有するカスタム ヘッズアップ ディスプレイまたはカスタム シェルフを作成できます。このファイルの保存場所などの詳細については、「Maya の起動時に常に MEL コマンドを起動する」を参照してください。

また、コマンド ラインから Maya を起動したり、バッチ ファイルで実行したり、異なるフラグを起動時に実行するように指定できます。たとえば、プラグインが適切にインストールされていない場合、プラグインの自動的なロードを無効にする -noAutoloadPlugins フラグを使用してコマンド ラインから Maya を起動することができます。詳細については、「コマンド ラインから Maya を起動する」を参照してください。

プラグイン

Maya.env ファイルを使用する代わりに、モジュールを使用してプラグインを配布することができます。詳細については、「プラグイン」および「プラグイン マネージャ」を参照してください。

モジュールの設定および配布方法の詳細については、『Maya 開発者ヘルプ』の「Maya プラグインの配布」セクションにある以下のトピックを参照してください。

  • 複数ファイル モジュールの配布
  • Maya モジュールのパス、フォルダ、およびバージョン
  • プラグイン モジュール作成の推奨ワークフロー