リファレンス編集をオフライン ファイルに割り当てる

編集をシーンに参照するか読み込むことで、リファレンスの編集ファイル(.editMA または .editMB))に含まれる編集を参照オブジェクトに割り当てることができます。 リファレンスの編集ファイルは、オフライン ファイルへ書き出し(Export to Offline File)コマンドを使用して作成されます。 リファレンス編集をオフライン ファイルに書き出すを参照してください。

編集の割り当ては、編集ファイルと適用先のファイルの各 nodename.attribute を照合することによって行われます。たとえば、 シーン sphere.ma にある pSphere1.translateX のリファレンスの編集を書き出すことができます。この編集は、リファレンス ファイルに <main>:pSphere1.translateX として保存されます。これで、この編集をシーン ball.ma に割り当てて、ball:pSphere1.translateX を編集することができます。

注:

宙に浮いた接続(書き出されていないノードへの接続)とリファレンスの編集が、プレースホルダ ネームスペースを含む編集ファイルに保存されます。こういった編集を適用すると、プレースホルダがファイルの適用先のリファレンスのネームスペースと置き換えられます。編集をメイン シーンへ読み込む場合は、プレースホルダが「:」と置き換えられます。

編集をリファレンス ファイルに割り当てる

オフライン編集をリファレンス オブジェクトに適用するには

  1. 次のいずれかの方法を実行して、オフライン ファイルの割り当てオプション(Assign Offline File Options)ウィンドウにアクセスします。
    • アウトライナ(Outliner)で、リファレンスの編集を適用するリファレンス ファイルを右クリックして、表示されるメニューからオフライン ファイルの割り当て(Assign Offline File) > を選択します。
    • リファレンス エディタ(Reference Editor) (ファイル > リファレンス エディタ(File > Reference Editor))で、編集を適用するリファレンス ファイルを選択して、ファイル > オフライン ファイルの割り当て(File > Assign Offline File) > を選択します。
  2. オフライン ファイルの割り当てオプション(Assign Offline File Options)で、編集 > 設定のリセット(Edit > Reset Settings)を選択します。
  3. 編集を独自のファイルに残したい場合は、以下で適用(Apply via)をリファレンス(Reference)に設定します。別の方法として、編集をメイン シーンに保存したい場合は、これを読み込み(Import)に設定します。
  4. オフライン ファイルの割り当て(Assign Offline File)をクリックします。
  5. 編集ファイルを含むフォルダに移動して選択します。

    拡張子が .editMA または .editMB である有効な編集ファイルが表示されます。

  6. オフライン ファイルの割り当て(Assign Offline File)をクリックします。

    編集編集が、リファレンス ファイルに適用されます。

リファレンスを介して編集を適用する場合は、リファレンス エディタ(Reference Editor)にあるリファレンスのリストの一番最後に、オフライン編集ファイルが表示されます。編集ファイルのリファレンス ノードもアウトライナ(Outliner)に表示されます。

アウトライナ(Outliner)でリファレンス ノードを確認できない場合、リファレンス ノード(Reference Nodes)がアウトライナ(Outliner) ディスプレイ(Display)メニューでオンになっていることを確認してください。

他のリファレンス ノードと同様に、リファレンスの編集ファイルをロード/アンロードして、リファレンスの編集を含む/含まないシーンを表示することができます。

編集を読み込みによって適用した場合は、オフライン編集がシーンに戻されます。編集のエントリはリファレンス エディタ(Reference Editor)に表示されませんが、リファレンスの編集(Reference Edits)ウィンドウで編集を除去できます。 リファレンス編集を除去するを参照してください。

編集済みのアトリビュートにさらに変更を行ってからリファレンスの編集をアウトライナ(Outliner)リファレンス(Reference)メニューまたはリファレンス エディタ(Reference Editor)からロード解除/リロードすると、編集済みのアトリビュートのオリジナルの値が復元されます。

編集をメイン シーンに割り当てる

リファレンスの編集ファイルをメイン シーン内のオブジェクトに割り当てることもできます。

オフライン編集をメイン シーン内のオブジェクトに割り当てるには

  1. 次のいずれかの方法を実行して、オフライン ファイルの割り当てオプション(Assign Offline File Options)ウィンドウにアクセスします。
    • アウトライナ(Outliner)で、リファレンスの編集を適用するリファレンス ファイルを右クリックして、表示されるメニューからオフライン ファイルの割り当て(Assign Offline File) > を選択します。
    • リファレンス エディタ(Reference Editor) (ファイル > リファレンス エディタ(File > Reference Editor))で、編集を適用するリファレンス ファイルを選択して、ファイル > オフライン ファイルの割り当て(File > Assign Offline File) > を選択します。

    オフライン ファイルの割り当てオプション(Assign Offline File Options)ウィンドウが表示されます。

  2. 一般オプション(General Options)セクションで、以下で適用(Apply via)をリファレンス(Reference)に設定します。
  3. 編集をメイン シーンに適用し、それらの編集へのリファレンスも維持したい場合は、オフラインの編集内容をメイン シーンに割り当て(Assign offline edits to main scene)をオンにします。それ以外の場合はこのオプションをオフにして、編集へのリファレンスのみを維持します。
  4. オフライン ファイルの割り当て(Assign Offline File)をクリックします。

    ファイル ブラウザが表示されます。

  5. 編集ファイルを含むフォルダに移動して選択します。

    拡張子が .editMA または .editMB である有効な編集ファイルが表示されます。

  6. オフライン ファイルの割り当て(Assign Offline File)をクリックします。

    編集がメイン シーンに適用されます。リファレンス エディタをチェックする場合に、リファレンス編集ファイルもチェックできます。

いずれのシナリオでも、これらの編集のリファレンス エントリを作成しないという編集を読み込むこともできます。

読み込みによって編集をメイン シーンに割り当てるには

  1. 次のいずれかの方法を実行して、オフライン ファイルの割り当てオプション(Assign Offline File Options)ウィンドウにアクセスします。
    • アウトライナ(Outliner)で、リファレンスの編集を適用するリファレンス ファイルを右クリックして、表示されるメニューからオフライン ファイルの割り当て(Assign Offline File) > を選択します。
    • リファレンス エディタ(Reference Editor) (ファイル > リファレンス エディタ(File > Reference Editor))で、編集を適用するリファレンス ファイルを選択して、ファイル > オフライン ファイルの割り当て(File > Assign Offline File) > を選択します。

    オフライン ファイルの割り当てオプション(Assign Offline File Options)ウィンドウが表示されます。

  2. 編集 > 設定のリセット(Edit > Reset Settings)を選択します。
  3. 一般オプション(General Options)セクションで、以下で適用(Apply via)を読み込み(Import)に設定します。
  4. オフライン ファイルの割り当て(Assign Offline File)をクリックします。

    ファイル ブラウザが表示されます。

  5. 編集ファイルを含むフォルダに移動して選択します。
  6. オフライン ファイルの割り当て(Assign Offline File)をクリックします。

    編集がメイン シーンに適用されます。リファレンスを介して適用された編集とは違って、リファレンス エディタ(Reference Editor)には編集のエントリは表示されないので、これらの編集をミュートしたり元に戻したりすることはできません。

ネームスペースをリマップする

プロジェクトの設定方法およびファイルの場所によっては、編集を適切に割り当てるためにネームスペースをリマップするよう要求される場合があります。

ネームスペースをリマップするには

  1. ネームスペースが一致していないオフライン ファイルを割り当てます。

    見つからないネームスペースを再マップ(Remap Missing Namespace)ウィンドウが表示されます。

    このウィンドウの左側に、実行される自動リマップが表示されます。右側には、対応するマッピングがないネームスペースが表示されます。

    一般に、<root> はルート ネームスペースを参照し、<main> は現在のワークスペースを参照します。

  2. 右側のネームスペースを選択してマップ(Map)をクリックし、シーン内の特定のネームスペースにマップします。それ以外の場合はスキップ(Skip)をクリックして、このネームスペースを現在のネームスペース内に配置します。

関連項目

親トピック: リファレンスの編集