1 件の Maya ライセンスにつき、1 台のマシンで Maya 上でインタラクティブなレンダリングを行い、5 台のマシンではバッチ レンダリングを行えるため、最大 6 台のマシンで mental ray for Maya レンダリングを実行できます。
バッチ レンダリングは、Satellite と Standalone を使用するレンダリングとは異なります。バッチ レンダリングでは、Satellite や Standalone レンダリングとは違って Maya は各マシン上で独立して実行され、マスター mental ray for Maya との通信に依存します。
バッチ レンダリング ライセンスはホスト単位になるため、バッチ レンダーごとに 1 台のマシンですべてのコアを使用できます。バッチ レンダリング ライセンスは、ネットワーク ライセンスにのみ使用できます。
バッチ レンダー ノードごとに ADLM フレームワーク内にいる必要があります。
管理プロセスは、Backburner またはほかのサード パーティ レンダラを使用して自動化することができます。ネットワーク レンダリング中に Backburner を使用してレンダー ジョブとレンダー ノードを管理する方法については、Backburner によるネットワーク レンダリングを参照してください。
複数のコンピュータでレンダーを行うには
作業を始める前に、ワークステーションをネットワークに接続しておく必要があります。ワークステーションがネットワーク接続されていない場合は、システム管理者にご依頼ください。
最小限必要なコンポーネントだけをインストールすることをお勧めします。たとえばインストールの際に、マニュアルなど、すべてのオプションをロードする必要はありません。
これはコマンド ラインの Render コマンドを使って手動で行うことができます。自動で行う場合は、簡単なスクリプト手順を使用します。追加のオプションについては、コマンド ラインのレンダー ヘルプ(render -h)を参照してください。
たとえば、次のようになります。
100 フレームのシーンを 4 台のレンダー ワークステーションで分散してレンダーする場合は、次のように入力します。
Maya ファイルでセットとしてレンダラを使用してレンダーするには、-r file フラグを使用してください。
Render -r file -s 1 -e 25 filename (1 番目のレンダー用ワークステーション)
Render -r file -s 26 -e 50 filename (2 番目のレンダー用ワークステーション)
Render -r file -s 51 -e 75 filename (3 番目のレンダー用ワークステーション)
Render -r file -s 76 -e 100 filename (4 番目のレンダー用ワークステーション)
Render コマンドで -rep フラグを使用して Maya ソフトウェア ネットワーク レンダリングを自動化することができます。