2D 配置(2d Placement)

テクスチャ フレームを定義します。テクスチャ フレームは(UV 座標空間内の)サーフェス上にある四角形の領域であり、その領域内にテクスチャが表示されます。サーフェス上のテクスチャ フレームの位置、サイズ、回転を制御するには、有効範囲(Coverage)、フレームの移動(Translate Frame)、フレームの回転(Rotate Frame)の各アトリビュートを使用します。またテクスチャは、以下に説明するアトリビュートを使用して、フレーム内でタイル化される方法をコントロールすることができます。

アトリビュート エディタ(Attribute Editor)のボックスの 2 つのカラムは、U 値と V 値を表します。

このユーティリティは、作成(Create)タブにあります(「作成(Create)タブ」を参照)。

このユーティリティを使用するには、2D 配置(2d Placement)ユーティリティを使用するを参照してください。

注: 対応する place2DTexture ノードを持たないノードを作成するには、ハイパーシェード(Hypershade)メニューから作成 > 作成オプション > テクスチャに配置を含める(Create > Create Options > Include Placement with Textures)を無効にします。
インタラクティブ配置(Interactive Placement)

テクスチャ配置マニピュレータを表示します。アトリビュート エディタ(Attribute Editor)でこのボタンをクリックするか、メインウィンドウでテクスチャ配置ツール(Texture Placement Tool)をクリックしてサーフェスを選択します。中マウス ボタンでマニピュレータ ハンドルをドラッグして、テクスチャを配置します。

有効範囲(Coverage)

サーフェスがテクスチャ マップによって覆われる比率(カバー率)を指定します。NURBS サーフェスの場合、有効な範囲は 0 ～ + 無限大です。値 1 (既定)に設定すると、サーフェス全体が U 方向または V 方向のどちらかに覆われます。

たとえば、サーフェスの半分を覆うには、U 方向と V 方向のどちらかに値 0.5 を設定します。

フレームの移動(Translate Frame)

トランスレート(Translate)アトリビュートはサーフェスにテクスチャ マップを配置し、サーフェス内で適用領域を移動します。有効な範囲は - 無限大 ～ + 無限大です。

フレームの回転(Rotate Frame)

サーフェス上でテクスチャ マップを回転します。このアトリビュートは度単位で表現されます。

ミラー U (Mirror U)、ミラー V (Mirror V)

繰り返し U (U Repeat) アトリビュートまたは 繰り返し V (V Repeat) アトリビュートが 1 より大きい場合のみ適用されます。U 方向と V 方向で別々にミラーリングします。オンにすると、反復領域がコピーされ、イメージが鏡映像として表示されます。これは、反復領域の間の継ぎ目をごまかすのに役立ちます。

スタッガー(Stagger)

(壁のレンガのように)マップの反復行が互いにちょうど半分ずれるように反復行を並べます。オフの場合は、反復行が横方向または縦方向に整列します。

ラップ U (Wrap U)、ラップ V (Wrap V)

ラップ U (Wrap U)アトリビュートとラップ V (Wrap V)アトリビュートは、マップを U または V の方向、あるいは U と V の両方向に反復するかを制御します。ラップ U、ラップ V (Wrap U, Wrap V) アトリビュートともに既定ではオンに設定されています。これらのアトリビュートをオフにすると、閉じたサーフェス(円柱や球など)上で継ぎ目が表示されなくなります。また、移動(Translation)アトリビュートまたは有効範囲(Coverage)アトリビュートを使用して特定のサーフェス上だけにマッピングを制限する場合に、テクスチャがコピーされるのを防ぐことができます。

繰り返し UV (Repeat UV)

カバー領域の内部で(テクスチャに従い) UV 方向に沿ってコピー(反復)されるテクスチャ マップの数を指定します。既定では、1 つのテクスチャ マップがコピーされます。1 より大きい値を指定すると、同じカバー範囲内に複数のテクスチャ マップが表示されます。1 未満の値を指定すると、テクスチャ マップの一部だけが表示されます。

オフセット(Offset)

テクスチャ マップのパターンをシフトさせます。特に、パターンのサーフェス上の配置を微調整する場合に便利です。オフセット U (U Offset)アトリビュートは U 方向に沿ってテクスチャ パターンをシフトさせ、オフセット V (V Offset)アトリビュートは V 方向に沿ってテクスチャ パターンをシフトさせます。各値の範囲は - 無限大 ～ + 無限大です。

UV の回転(Rotate UV)

インタラクティブ ツールを使用してサーフェス上のテクスチャ マップを回転することはできないので、このアトリビュートを使用します。UV の回転(Rotate UV)アトリビュートは度単位で計算されます。有効な範囲は 0 ～ 360 度です。

ノイズ UV (Noise UV)

U 方向と V 方向の 2D ノイズです。テクスチャ マップのカラーを置き換えます。

高速(Fast)

高速(Fast)をオンに設定すると、テクスチャ配置が既定の設定であるかどうかがチェックされ、シェーディング評価時の計算量が減らされます。高速(Fast)をオンにすると、レンダリング スピードがわずかに向上します。高速(Fast)の既定の設定はオフです。

親トピック: ユーティリティ ノード(Utility nodes)