スクリプトを使用して Bifröst キャッシュを PRT ファイルに変換する

システムのターミナル ウィンドウからラッパー スクリプトを実行することで、Bifröst ユーザ キャッシュ(BIF)を PRT パーティクル ファイルに変換することができます。パーティクル データが含まれている Bifröst キャッシュのみを変換することができます。これらのファイルは、ファイル名に _p が付加されます(bif2prt.sh bifrostLiquidContainer1_p.0001.bif など)。キャッシュされたボクセル(voxel)データは、PRT ファイルに変換できません。

スクリプトを使用すると、次のことができるフラグにアクセスすることができます。

• 出力ファイル名を指定できます。
• 密度、オプション、速度、および渦度などの指定されたチャネルからデータを追加できます。

Bifröst ユーザ キャッシュ(BIF)を PRT パーティクル ファイルに変換する方法については、Maya インストール ディレクトリにある plug-ins¥bifrost¥devkit¥bif2prt フォルダ内の README ファイルに記載されています。

ファイルを変換する

ファイル変換を開始するには、ラッパー スクリプトを実行する必要があります。このスクリプトで bif2prt 実行ファイルを呼び出します。bif2prt 実行ファイルを直接実行してもファイルを変換することはできません。

1. ターミナル ウィンドウを開き、Maya 2016 が直接インストールされているシステムの devkit¥bif2prt¥bin フォルダから次のスクリプトのいずれかを実行します。
   • Windows OS の場合は、次を入力します。

      <installation path>\plug-ins\bifrost\devkit\bif2prt\bin\bif2prt.bat -f <filename>

   • Mac OS の場合は、次を入力します。

     /<installation path>/plug-ins/bifrost/devkit/bif2prt.sh -f <filename>

   • Linux OS の場合は、次を入力します。

       /<installation path>/plug-ins/bifrost/devkit/bif2prt.sh -f <filename>

2. (オプション)-f の代わりに -o フラグを追加して出力 PRT ファイル名を指定すると、コマンドの最後にファイル名を指定できます。たとえば次のようになります。

   <installation path>\plug-ins\bifrost\devkit\bif2prt\bin\bif2prt.bat -o <filename>  <output filename>

データ チャネルを指定する

ラッパー スクリプト コマンドで次のフラグを使用すると、変換ファイルに追加するデータ チャネルを指定できます。

• 密度の場合は -d
• 位置の場合は -pos
• 速度の場合は -vel
• 渦度の場合は -vor

関連項目

• 計算とキャッシュのオプション