ここでは、ガイド付き Bifröst シミュレーションを調整するためのいくつかのガイドラインを示します。
- ソリッド メッシュ ガイドを使用していて、液体がコライダに沿って流れるか突き抜けて落下する場合は、コライダに十分な厚み(少なくともボクセル 4 つ分)があることを確認します。
- シミュレーションのシェイプが保持されない場合は、グローバル ガイド プロパティの高解像度の液体からガイドを計算(Compute Guide from High Res Liquid)をオフにして試してみることができます。
- シミュレーションが "大げさ" に見える場合、たとえば、激しく爆発している場合は、液体とガイドの間に設定しているエアー ポケットに問題があることがあります。この問題の対処法の 1 つは、インタフェース距離(Interface Distance)を小さくすることです。ただしこの値は、サーフェスのノイズを回避するために、常にマスター ボクセル サイズ(Master Voxel Size)の 1.5 倍以上にする必要があります。
- エアー ポケットを除去するもう 1 つの方法は、ガイドのオーバーラップ(Guide Overlap)と液体のオーバーラップ(Liquid Overlap)を大きくすることです。ただし、これらの値を大きくしすぎても、問題が発生することがあります。
- 激しすぎるシミュレーションを抑制するために追加のインフルエンスを使用する必要が生じることがあります。これが特に該当するのは、たとえば、現実の波とは非常に異なる方法でメッシュの "波" が移動する場合に、ガイドとしてポリゴン メッシュを使用しているときなどです。たとえば、ガイド メッシュによるシェイプの変化が速すぎて極端に大きな加速度が加わり、その結果シミュレーションがおおげさになることがあります。その場合は、ガイド メッシュとほとんど同じシェイプのマグニチュード(Magnitude)を 0 にした固定のアクセラレータを追加することで、モーションをダンプしてみてください。ダンプの量をコントロールするには、速度の継承(Inherit Velocity)を調整します。