選択したフェース間に、および nCloth メッシュの選択したエッジに沿って伸長(Stretch)またはベンド(Bend)コンポーネント(Component)コンストレイントを作成します。
コンポーネント(Component)コンストレイントには、伸長とベンドの動作に対応する追加のコントロールがあります。コンポーネント(Component)コンストレイントには、伸長(Stretch)とベンド(Bend)の 2 つのタイプがあります。
伸長(Stretch)コンストレイントを作成すると、メッシュの選択したエッジまたはフェースの頂点の間にリンクとクロス リンクが構築されます。これらのリンクとクロス リンクは選択されたコンポーネント間の角度を維持して nCloth を安定させるので、コンストレイントされた領域でのシアなどの動作が回避されます。
コンポーネント(Component)コンストレイントのレスト長のスケール(Rest Length Scale)アトリビュートを調整して、コンストレイントされた領域においてリンクとクロス リンク間でクロスがどのように伸長するかをコントロールできます。たとえば、nCloth のシャツの袖の上に 2 つの伸長(Stretch)コンストレイントを作成して、メッシュの長さに沿った伸長の抵抗とメッシュの外周上の伸長の抵抗を別々にコントロールすることができます。
伸長(Stretch)タイプのコンストレイントは、衣類の伸縮性のあるウエストひもをシミュレートしたり、スカートやカーテンに自然なプリーツを作成するのに便利です。ベンド(Bend)コンストレイントでは、nCloth メッシュの選択したエッジに沿って追加のベンド抵抗を適用できます。ベンド(Bend)コンストレイントは、クロスのベンドの強さを大きくして、しっかりとしたシャツの襟や袖口などのエフェクトを作成する場合に使用します。
「nCloth コンポーネント(Component)コンストレイントを作成する」を参照してください。
メッシュの選択したエッジやフェースでの伸長の抵抗をコントロールするコンストレイントを作成します。コンストレイントされた領域での伸長の抵抗を調整するには、接続密度範囲(Connection Density Range)アトリビュートの強さ(Strength)を使用します。強さ(Strength)を大きくすると、nClothShape ノードの伸長の抵抗(Stretch Resistance)の値で既に設定されている伸長の抵抗が増加します。
メッシュの選択したエッジでのベンドの強さをコントロールするコンストレイントを作成します。コンストレイントされた領域でのベンドの強さを調整するには、接続密度範囲(Connection Density Range)アトリビュートのベンドの強さ(Bend Strength)を使用します。ベンドの強さ(Bend Strength)を大きくすると、nClothShape ノードのベンドの抵抗(Bend Resistance)の値で既に設定されているベンドの抵抗が増加します。
ベンド(Bend)コンストレイントは、選択したエッジにのみ適用することができます。コンストレイントが作成される前に、選択したフェースと頂点はエッジの選択に変換されます。
伸長(Stretch)コンストレイントの場合、エッジ(Edges)では、選択したエッジの頂点間のリンクとして伸長(Stretch)コンストレイントが適用されます。
ベンド(Bend)コンストレイントの場合、エッジ(Edges)では、選択したエッジに沿ってコンストレイントが作成されます。
リンクとクロス リンクから成る伸長(Stretch)コンストレイントを適用します。
フェースが選択されているときに、単一エッジ(Single Edge)を使用してフェースのどのエッジにコンストレイントを作成するかを指定します。たとえば、伸長(Stretch)コンストレイントの単一エッジ(Single Edge)を 1 に設定すると、選択した各フェースの最初のエッジに沿ってリンク、クロス リンク、またはその両方を作成します。
単一エッジ(Single Edge)を使用して、伸長(Stretch)およびベンド(Bend)コンストレイントのエッジを指定することができます。