これをオンにすると、液体(Liquids)アトリビュートを使用して流体エフェクトのシミュレーションを作成し、リアルな液体のような外観と動作にすることができます。
液体シミュレーションの詳細については、液体シミュレーションの設定を参照してください。
液体エフェクトに使用する液体シミュレーションの方法を指定します。
流体では、流体内の大気と水の密度を区別するソルビング方法が使用されます。流体ソルバでは、流体の密度は圧縮できない流体として扱われますが、空気は完全に圧縮できるものとして扱われます。
液体の最小密度(Liquid Min Density)アトリビュートには、その流体は液体であると、ソルバが見なすような密度の値を指定できます。たとえば、既定値 0.5 の場合、密度の値が 0.5 以上の流体領域は圧縮できない液体としてシミュレートされますが、0.5 未満の領域は大気としてシミュレートされます。液体の最小密度(Liquid Min Density)を 0 に設定した場合、大気と水の間には差がなくなるため、液体は完全に圧縮できない液体として動作するようになります。詳細については、液体の最小密度(Liquid Min Density)を参照してください。
このシミュレーション方法は、ソルバ精度(Solver Quality)が大きな値に設定され、前方への移流(Forward Advection)がオンの場合に最も効果的です。単一で連続的な流体のボリュームを維持するには、置き換え(Replace)放出タイプを使用します。密度の張力(Density Tension)を使用して、流体にリアルな表面張力を生成することができます。
流体は、流体の密度に従って質量が変化するソルビング方法を使用します。密度の低い領域は圧縮できない状態のままになり、密度の高い領域には外方向のフォースがかけられます。
質量範囲(Mass Range)アトリビュートを使用して、質量と流体密度の間の関係を指定することができます。たとえば、質量範囲(Mass Range)に大きな値を設定した場合、流体で密度の高い領域は、密度のない領域よりも重くなります。詳細については、質量範囲(Mass Range)を参照してください。
この方法を使用して、流体の中を移動するガスの泡など、密度の異なる 2 つの物質の相互作用をシミュレートすることができます。
このシミュレーション方法は、前方への移流(Forward Advection)がオンになっているときに最も効果的です。単一で連続的な流体のボリュームを維持するには、置き換え(Replace)放出タイプを使用します。
液体と空気(Liquid and Air)シミュレーション方法を使用しているときに、ソルバが液体と大気を区別する基準となる密度の値を指定します。液体の密度は圧縮できない流体として計算されますが、大気は完全に圧縮できるものとして計算されます。値 0 では、ソルバは液体と空気を区別しないので、すべての流体を圧縮できないものとして扱い、単一の流体として動作させます。
液体の最小密度(Liquid Min Density)で指定された値よりも低い密度を持つ液体の領域に下向きのフォースを適用します。この値が 0 の場合、フォースは適用されません。液体ミストの落下(Liquid Mist Fall)の値を大きくすると、下向きのフォースも強くなります。
液体ミストの落下(Liquid Mist Fall)により適用されるフォースは、密度グリッドに適用される重力(Gravity)フォースと同じものではありません。液体ミストの落下(Liquid Mist Fall)は、液体にスプレーやミストのエフェクトを生成したり、流体エフェクトにミストが存在しないようにする場合に役立ちます。
密度ベースの質量(Density Based Mass)シミュレーション方法を使用しているときの質量と流体密度の関係を定義します。質量範囲(Mass Range)の値が大きければ大きいほど、流体内の密度の高い領域が密度の低い領域よりも重くなり、これにより大気と水に似た関係がシミュレートされます。
密度の張力(Density Tension)は密度をより丸い形に押し出し、密度の境界線を、流体内でより明確にします。大きな値を設定した場合、密度の張力(Density Tension)は流体密度をグリッド上の個々のクラスタに強制します。流体エフェクトにおけるこの密度の張力(Density Tension)のエフェクトは、液体における表面張力のエフェクトに似ています。密度の張力(Density Tension)はボクセルの速度に影響を与えません。
また、高詳細ソルバ(High Detail Solve)の使用時に出現するアーティファクトを除去する場合にも、密度の張力(Density Tension)を使用できます。
密度の張力(Density Tension)は張力(Tension)アトリビュートと同じアトリビュートなので、液体シミュレーションの有効化(Enable Liquid Simulation)がオフのときに既定の流体ソルバで使用できます。これは、ユーザに便利なように液体(Liquids)アトリビュート セクションに追加されています。
フォースを適用し、グリッド内の密度に基づいた表面張力をシミュレートします。張力フォース(Tension Force)は密度の張力(Density Tension)に類似していますが、密度の値を変更するのではなく、流体に少量の速度を加えることで推進力を変更します。
張力フォース(Tension Force)と密度の張力(Density Tension)を使用して、液体のリアルな表面張力を表現するエフェクトを作成できます。張力フォース(Tension Force)は、液体シミュレーションの有効化(Enable Liquid Simulation)がオフのときに既定の流体ソルバで使用できます。
前方への移流(Forward Advection)により流体の密度、特にコンテナの境界に沿って適用される圧縮作用を無効にするために、外方向へのフォースを適用します。この方法で、アトリビュートは全体的な流体のボリュームを保存し、密度の損失が起こらないようにします。たとえば、貯水槽のシミュレーションでは、十分な密度圧力(Density Pressure)がなければ、流体はコラプスまたは流れ出ているように見える可能性があります。
密度圧力(Density Pressure)は、コンテンツの詳細(Contents Details)アトリビュートの密度(Density)セクションにある圧力(Pressure)アトリビュートと同じアトリビュートです。密度圧力(Density Pressure)は、液体シミュレーションの有効化(Enable Liquid Simulation)がオフのときに既定の流体ソルバで使用できます。これは、ユーザに便利なように液体(Liquids)アトリビュート セクションに追加されています。
ボクセル単位で密度圧力(Density Pressure)が適用される密度の値を指定します。密度圧力のしきい値(Density Pressure Threshold)よりも密度が低いボクセルには、密度圧力(Density Pressure)は適用されません。
密度圧力のしきい値(Density Pressure Threshold)のエフェクトは、コンテンツの詳細(Contents Details)アトリビュートの密度(Density)セクションにある圧力のしきい値(Pressure Threshold)アトリビュートのエフェクトと同じです。密度圧力のしきい値(Density Pressure Threshold)は、液体シミュレーションの有効化(Enable Liquid Simulation)がオフのときに既定の流体ソルバで使用できます。