シーン ファイルを単一フレームとアニメーションのどちらでレンダーするか決定します。シェルまたはコマンド ラインからレンダーすることができます。レンダーする前に、Maya も含めてすべてのアプリケーションを閉じて、レンダリングに使用できるメモリ量を最大にした方が良いでしょう。
プラットフォームでコマンド ライン レンダリングを設定していない場合は、「コマンド ライン レンダリングを設定する」を参照してください。
コマンド ラインからレンダーする場合には、レンダー設定(Render Settings)の一部をオーバーライドするフラグを設定すると、テスト レンダー中の時間を節約することができます。
レンダラ固有の情報を入手するには
Render -r rendername -help
rendername にはレンダラの名前が入ります。
使用できるオプションは次のとおりです。
シェルまたはコマンド ラインからコマンド ライン レンダー オプションの完全なリストを取得するには
すべてのフラグには短い説明が付いています。各フラグは、レンダー設定(Render Settings)ウィンドウの適切なセクションに対応しています。各オプションの詳細については、レンダー設定(Render Settings)のドキュメントを参照してください。
コマンド ラインからレンダーするには
コマンド プロンプト、シェルまたはターミナル ウィンドウから、次のように入力します:
Render -r <renderer name> <options> <filename>
<renderer name> は、上記のヘルプの表示に示したようにレンダラの名前です。
<filename> は、通常は Maya ASCII ファイルまたは Maya Binary ファイルを指定します。<options>には、1 つまたは複数のオプションかフラグを指定します。
これはコマンド ラインで指定したレンダラを使って、イメージまたはアニメーションをレンダーします。
Render <options> <filename>
これは、ファイル内で定義されたレンダラを使って、イメージまたはアニメーションをレンダーします。
コマンド ライン レンダラの共通フラグの詳細については、「コマンド ライン レンダラの共通フラグ」を参照してください。
コマンド ライン レンダラのレンダラ固有のフラグの詳細については、「コマンド ライン レンダラ用のレンダラ固有フラグ」を参照してください。
特定のレンダラを使用してシェルまたはコマンド ラインからシーンをレンダーするには
Render <options> -proj <proj path> scene
以下に例を示します。
/Applications/Autodesk/maya2016/Maya.app/Contents/bin/Render -r mr -v 5 -proj /Users/username/Documents/maya/projects/default /Users/username/Documents/maya/projects/default/myScene.ma
この例では、-proj フラグの後に指定したイメージ ディレクトリにレンダー結果を保存します。
ファイル内で指定したレンダラを使用してシェルまたはコマンド ラインからシーンをレンダーするには
Render -r file と入力します。
ユーザ定義領域レンダリングを使用してバッチ レンダーを行うには
render -r mr -reg 0 100 0 100 scene.ma
-reg 0 100 0 100 は、レンダーする領域をピクセルで(左、右、最上部、最下部)示します。
上記のコマンドは、シーンの左下隅 100 x 100 ピクセル領域をレンダーします。