次に、ファー ディスクリプション ノードの mental ray セクションにあるオプションについて説明します。
ファーをより効果的にレンダリングし、mental ray でのファー レンダリングの質を向上させるには、次のアトリビュートを使用します。これらのアトリビュートはボリューム ファー シェーダとともに使用する必要があります。ヘア プリミティブ(Hair Primitive)ファー シェーダとは併用できません。詳細については、mental ray for Maya ファー レンダー設定を参照してください。
ファーのアンチエイリアシングを制御する この制御はグローバル設定には依存しません。つまり、グローバルのアンチエイリアシング制御の精度が低く設定されていても、高精度のファーを得ることができます。精度を上げるには、この値を大きくします。ただし、高精度にするほど、レンダリング時間は長くなります。モーション ブラーがある場合は、一般的には小さなサンプル値で十分です。範囲は 1 ~ 8 です。既定値は 5 です。
モーション ブラーを有効にします。詳細については、モーション ブラーを参照してください。
時間ドメインでアンチエイリアシング精度を設定します。レンダリングの精度を上げるには、この値を大きくします。ただし、高精度にするほど、レンダリング時間は長くなります。ファーの動きが速いほど、この値を大きくする必要があります。範囲は 1 ~ 64 です。既定の設定は 11 です。
この機能を使用して、ファーのセルフ シャドウおよび 1 つのファー オブジェクトから別のファー オブジェクトに投影されるシャドウを加速します。この機能をオンにすると、セル フ シャドウはレイ トレースされません。代わって、ボリューム ファーの表示を使用して概算されます。この機能をオンにすると、通常はシーンのレンダリング速度が上がります。
シャドウ密度スケール(Shadow Density Scale)と併用すると、セルフ シャドウの不透明度を制御できます。
セルフ シャドウの不透明度を設定します。シャドウ密度グリッドを使用(Use Shadow Density Grid)をオンにした場合、このアトリビュートは自動計算されないため、手動で設定する必要があります。