流体を再生する

Maya では、フレーム間のダイナミック流体シミュレーションが計算されます。各フレームのコンテナの流体プロパティ値は、流体ソルバによってすぐ前のフレームの値から導き出されます。流体の再生スピードは、流体コンテナのコンテンツ(値)の量とマグニチュード、および流体シミュレーションの長さ(フレーム数)によって異なります。流体のコンテンツの長さと量が大きくなるほど、流体ソルバに対する流体シミュレーションの計算時間が長くなります。

流体シミュレーションの精度を上げるには、サブステップ(Substeps)ソルバ精度(Solver Quality)アトリビュートを大きくします。詳細については、サブステップ(Substeps)ソルバ精度(Solver Quality)を参照してください。

次のいずれかの方法を実行すると、流体の再生時間を短縮することができます。

初期状態を設定することで、シミュレーションの開始フレームで流体コンテナのコンテンツの状態を変更することができます。初期状態は、アニメーション時に任意のポイントで流体コンテナのコンテンツの状態を表すスナップ ショットに似ています(アニメーションのポーズと同様)。流体の初期状態を設定すると、シミュレーションの開始フレームでの流体コンテナのコンテンツが、現在のフレームのコンテンツ状態に置き換えられます。

流体オブジェクトの内部ライトを使用すると、シミュレーションの再生時にシーン ビューでライティング エフェクトをプレビューできます。内部ライトまたはシーン ライトを使用して流体をレンダーできます。詳細については、内部ライトを使用した流体のライティングを参照してください。