既定のオートデスク標準である 2 時間ではなく、15 分間の間、失われたライセンスの復帰を試みる前のライセンス動作を復元します。
Maya で重大な不具合が発生したとき、この変数によってクラッシュ レポート ファイル(MayaCrashLog[yymmdd.hhmm].log)が TMP 環境変数で指定されたディレクトリに生成されます。このファイルには、不具合が発生したときに Maya が何をしていたかが詳しく記述されます。
このオプションを有効にするには、値を 1 に設定します。無効にするには、値を 0 (ゼロ)に設定するか、定義しないままにしておきます。
バックスペース キーの機能を無効にします。このオプションを有効にするには、値を 1 に設定します。無効にするには、値を 0 (ゼロ)に設定するか、定義しないままにしておきます。
ビューポートでの描画時に、静的オブジェクトの従来の統合と、変形しないアニメートされたオブジェクト(メッシュ、NURBS サーフェス、NURBS カーブ、その他のジオメトリを含む)の MultiDraw 統合を結合することで、ビューポートのパフォーマンスを向上させます。
この環境変数は既定で有効になっています(MAYA_ENABLE_MULTI_DRAW_CONSOLIDATION=2)。
次のように他の値を設定します。
0 - 従来の静的オブジェクト統合のみ
1 - 静的オブジェクトとアニメートされたオブジェクトの MultiDraw 統合
Mac OS X ではグラフィックス スタックがサポートされていないため、MultiDraw 統合は使用できません
既定では、ファイルを複数回参照した場合、最初に参照したときのみ Maya によってそのファイルがディスクから読み取られます。そのファイルに対する後続のリファレンスを処理する際に、Maya はディスクからファイルを再度読み取るのではなく、最初の読み取りから既存のシーン情報をコピーします。ファイル リファレンスがこのように行われるのは、パフォーマンスを最適化するためです。時折、この多重リファレンス最適化機能によってエラーが発生することがあります。
MAYA_FORCE_REF_READ 環境変数を設定すると、ファイル リファレンス最適化機能が無効になり、すべてのリファレンス ファイルがディスクから明示的に読み取られるようになります。この結果、不正に評価されるという Maya の動作が解決されることがありますが、パフォーマンス速度が低下する可能性もあります。
パラレル メモリのコピーを有効にするには、この環境変数を 1 に設定します。Opteron や Nehalem ベースのシステムでは、パラレル メモリ のコピーが高速な場合もありますが、Xeon システムでは遅い場合もあります。そのような場合は、パラレル メモリを無効にしてください。
Maya の実行する作業によっても速度が影響されます。
ipv4 など IP バージョンを設定するには、この環境変数を使用します。
この変数は、ヘルプ ファイルの場所の設定をオーバーライドするために使用されます。Maya はこの値をヘルプ パスの先頭に追加し、文字列を作成して、ブラウザに渡します。
Maya に中央のヘルプ サーバを参照させるにはこの変数を使用します。また、この変数を http: URL に設定し、ハード ドライブにある Maya ヘルプではなく Web サイトにあるヘルプ ファイルを参照させることもできます。
このフラグを誤って用いると、Maya で Maya ヘルプ(Maya Help)が使えなくなります。
この環境変数を設定すると、インタフェースを作成するファイル initialLayout.mel がロードされなくなります。Maya を実行するには、たとえば、MAYA_OVERRIDE_UI = test.mel のように、代わりのファイルを指定する必要があります。Maya の UI を独自にプログラミングしたインタフェースと完全に置き換える場合のみ、この変数を指定してください。
ペイント エフェクト(Paint Effects)は、ペイントやレンダリングの際には、マシンにある複数のプロセッサを使用します。Maya が使用するプロセッサの数を制御するには、この変数を設定します。値の最小値は 1、最大値は 3 です。
エクスプレッション エディタ(Expression Editor)をオーバーライドし、独自のエディタを使用することができるようにします。このエディタは、フォアグラウンドで実行されるように設定する必要があります。
現在のオペレーティング システムの言語設定をオーバーライドできます。これは、日本語または中国語(Windows)のオペレーティング システムで英語版の Maya を実行したい場合に便利です。これを設定しない場合、Maya は常にオペレーティング システムの言語(日本語/中国語)で実行されます。
この環境変数の値を、en_US (英語)または ja_JP (日本語)または zh_CN (簡体字中国語)に設定します。
設定されていない場合、この環境変数は無効です。有効にするには、任意の文字列に設定してください。これは既定では無効になっています。
Maya 2011 以前のバージョンでは、アトリビュート名がノード内で一意であるかどうかを確認する明示的なテストはありませんでした。このため、setAttr NODE.DUPLICATED_ATTR 3.0 のようなコマンドで曖昧さが生じることがありました。既存のスクリプト、ファイルおよび/またはプラグインの中には、この曖昧な動作に依存するものもあるため、下位互換性維持のため Maya 2012 ではこの環境変数が導入されました。ただし、この曖昧な動作は廃止することをお勧めします。
大きなシーンをロードしているときに Maya が突然停止するという問題が発生する場合は、この環境変数を 1 に設定してみてください。ただし、この環境変数を設定すると、ファイル > 新規(File > New)を選択する時点では Maya は使用されていたメモリを解放しません。ユーザが Maya を終了するときのみ解放します。
ビューポート 2.0 で大きなコンポーネント ID 番号 (>16777216)を表示したい場合は、ジオメトリ シェーダへの整数変更入力をサポートするグラフィックス カードを使用する必要があります。さらに、この環境変数を 1 に設定する必要があります。
Maya のライセンスのカスケードをオフにするには、この環境変数を任意の値に設定します。
シーン ファイル名をオートデスクへの CER レポートに含めるかどうかを決定するには、この環境変数を使用します。この変数を設定しない場合、シーン名は undisclosed と表示されます。
Maya または Qt ウィンドウがモデル パネルを持つ別のウィンドウ(またはアウトライナ(Outliner)、グラフ エディタ(Graph Editor)などのウィンドウや、パネル > パネル(Panels > Panel)の下のパネル)の上に重なっているときに、Shift キーを押してもモデル パネルのウィンドウにフォーカスが移らないようにするには、この環境変数を 0 に設定します。
この変数の既定値は 1 です。
この環境変数を 0 に設定すると、ホットキーを押したときにフォーカスがあるワークスペースにのみ影響するようになります。別のワークスペースでホットキーを使用するときは、ホットキーを有効にするためにワークスペースをクリックしてその領域にフォーカスを移す必要がある場合があります。
Maya 2013 では、ノード エディタ(Node Editor)に既定で統計(ノード、接続、エッジ、スウォッチ プロキシ、FPS、スケール)が表示されます。現在、統計は既定では表示されませんが、環境変数 MAYA_ENABLE_NG_CONSOLE_STATS を 1 に設定すると表示することができます。
既定では、シーンに変更を生じさせるプラグインをロードすると、「プラグイン <プラグイン名> のロードによって保存が必要なシーンに変わっています。」という警告が表示されます。
この警告を無効にするには、MAYA_DISABLE_PLUGIN_SCENE_MODIFIED_WARNING を 1 に設定します。
以前の Maya は、ノードの作成と名前変更中に ns: 0abc のような不正な名前を受け入れていました。Maya 2015 からは、不正なノード名は有効になりません。不正なノード名を持つシーンを開く、参照する、または読み込むたびに、シーンを更新して不正なノード名を修正するよう知らせるダイアログ ボックスが表示されます。
Maya の現在のセッションでこのダイアログ ボックスを無効にするには、チェックボックスを有効にします。このダイアログ ボックスを永久的に無効にするには、この環境変数を 1 に設定します。
不正な名前を持つすべてのノードをリスト表示するには、listNodesWithIncorrectNames コマンドを実行します。
詳細については、「不正なノード名のトラブルシューティング」を参照してください。
この変数を 1 に設定すると、終了時の STDIN 確認モードがスキップされます。Maya は STDIN が BLOCKING 状態を返すことを待たずに終了します。