スタディ ログ

スタディ ログは、解析を実行すると毎回生成され、解析のさまざまな側面について説明する複数のログで構成されます。スタディ ログは、使用した入力内容、発生したすべての警告またはエラーについてレポートし、充填および保圧過程完了時に生成される結果のサマリーを提供します。

スタディ ログ ウィンドウに表示されるログのタブは、選択した解析の実行順序によって異なります。

注: 詳細な解析ログは、既定で Autodesk Moldflow Insight からエクスポートされる結果ファイルに含まれます。
ヒント: このログ情報をテキスト ファイルに保存するには、関連するログのタブを右クリックし、[名前を付けて保存]を選択します。

解析ログ

ヘッダー
このセクションには、アプリケーションの著作権の詳細が表示されます。また、その解析順序で実行されたすべての解析、日付と時間記録、および初期段階で検出された警告やエラーが表示されます。
解析入力のサマリー
このセクションには、その解析に対して指定されたすべての入力値が表示されます。このセクションでは、すべての入力の設定を確認することができます。次の情報が表示されます。
  • ソルバー パラメータ
  • 材料データ
  • プロセス設定
  • モデルの詳細
  • 冷却(FEM)解析の冷媒データ
  • 冷却(FEM)解析の冷却プロセス設定
解析進捗テーブル

このセクションには、解析の各タイム ステップについて表形式で結果を示す解析進捗テーブルが表示されます。充填過程では、解析時間に対する充填されたキャビティの体積、射出位置での圧力、型締力、および流量の関係を参照することができます。保圧過程では、継続時間中に保圧されたキャビティの比率がレポートされます。

注: 射出圧縮解析の場合、体積 % 値は金型を閉じたときの最終的なキャビティの肉厚に基づきます。したがって、体積比率値は、プレス圧縮の開始前には 100% を上回る場合があります。
解析結果サマリー
解析ログのこのセクションでは、選択した解析順序に応じて、さまざまな結果のレポートが表示されます。たとえば、必要な型締力、推奨ラム速度プロファイル、バルク温度、壁面せん断応力、固化層比率、せん断速度、キャビティ温度結果、体積収縮結果などがレポートされます。

その他のログ

[解析ログ]に加えて、解析中には以下のようなログも作成されます。

  • メッシュ ログ
  • 解析順序(充填、充填+保圧、反り)ログ
  • マシン セットアップ ログ
  • 解析順序のチェック ログ