Navigation Lab で作業を開始する: 複数の Database を使用する

NavData は、ゲームでそれを使用するキャラクタの物理的特性に部分的に依存します。寸法が大きく異なるキャラクタ(人と巨人など)を同時にゲームで使用するには、通常、NavData のセットを複数作成し、実行時に複数の異なる Database にストリームする必要があります。より詳細な説明については、「複数の Database を使用する」を参照してください。

Navigation Lab を使用すると、地形用に NavData の複数のセットを設定し、同時に複数の Database を使用するゲームをデバッグできます。

以下で説明する概念のほとんどが示されているサンプルについては、Samples タブから multidatabase > humanandgiant.LabSample を開いてください。

NavData の新しいセットを作成する

既に地形用の NavData のセットを作成してある場合は、Generation パネルの Database index コントロールの値を増やして新しい生成を実行することにより、異なる生成設定で新しいセットを作成できます。

NavData の新しいセットの中にあるセクタが Scene タブのリストに、追加されました。

現在の Database を設定する

Navigation Lab の 3D ビューには、一度に 1 つの Database から、NavData と WorldElement が表示されます。

Navigation Lab がゲームワールド内に同時に存在する複数の Database を認識すると、現在の Database が 3D ビューの右上にある NavData ツールボックスのドロップダウンリストに表示されます。現在の Database を切り替えるには、このリストから別の値を選択します。
パス計算およびパスフォローイングに対して現在の Database を使用するように設定されているゲーム内の Bot は、3D ビューでは黄色の塗りつぶしで示されます。
他の Database の NavData を使用する Bot (つまり、物理的特性の異なる Bot) は、現在の Database を含む Database バインディングで設定されている場合にのみ、黄色のワイヤフレームで示されます。これは、現在の Database に存在する Bot によって使用される、ダイナミック回避システムによって Bot が考慮される方法を示しています。
動的な障害物などの他の WorldElement は、現在の Database を含む Database バインディングで設定されている場合にのみ表示されます。

Database バインディングのリストに現在の Database を含まない Bot と WorldElement は、現在の Database の Bot とデータにまったく影響を与えません。したがって、Navigation Lab ではまったく表示されません。Database バインディングの詳細については、「複数の Database を使用する」を参照してください。

LabGame オブジェクトをスポーンする

LabGame を使用するサンプルで新しい Bot をスポーンすると、デフォルトにより、インデックス 0 の Database に作成されます。
障害物や TagVolume を作成すると、デフォルトですべての Database に作成されます。
Actions パネルのコマンドパラメータを編集して、このデフォルトの動作を変更することができます。詳細は、「Navigation Lab で作業を開始する」を参照してください。
または、コマンドを直接 Log パネルのコマンドラインに入力することができます。