塗り潰しパターンは、切り取られた面や投影表示される面の表現をコントロールします。
[塗り潰しパターン]ツールは、製図パターンやモデル パターンを作成、修正するために使用します。
[管理]タブ [設定]パネル
[その他の設定]ドロップダウン
[塗り潰しパターン]をクリックします。
特定のモデル カテゴリや注釈カテゴリに塗り潰しパターンを適用するには、[表示/グラフィックス]ダイアログを使用します。「要素カテゴリのグラフィック表示を上書きする」を参照してください。
製図パターンは、マテリアルを記号により表現するものです。たとえば、砂は点の集まりのパターンで表示されます。製図パターンの密度は、図面シートで一定です。
モデル パターンは、レンガ敷きやセラミック タイルの壁など、実際の要素の表現を表現するものであり、モデルに関して固定されています。そのため、モデルに合わせてサイズが変わるので、ビューのスケールが変わると、それに合わせてこのパターンのサイズも変わります。
モデル パターン線分は、レンガ、タイル、寄木張りの線分など、建築オブジェクトの実際の線分を表しています。また、モデルの測定可能単位で示されます。Revit の他の要素と同様に、モデル パターンの線分は編集可能です。次の選択が可能です。
ファミリにモデル パターンを適用し、ファミリ エディタでのみ修正することができます。ファミリのインスタンスをプロジェクト ビューに配置した場合、パターンの修正はできません。
次の図では、ビュー スケールを変更する際の、モデル パターンと製図パターンの違いを示しています。モデル パターンはモデルに対してサイズが固定され、製図パターンはシートに応じてサイズが固定されます。
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製図パターンのスケール= 1:4 |
モデル パターンのスケール= 1:4 |
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製図パターンのスケール= 1:2 |
モデル パターンのスケール= 1:2 |
モデル パターンと製図パターンは、平面や柱面、およびファミリ上に配置することができます。また、製図パターンは、平面図ビューや断面図ビューでコンポーネントの切断面に配置することもできます。
Revit には、数種類の塗り潰しパターンが含まれており、その内容は既定のプロジェクト テンプレート ファイルに格納されています。または、ユーザ独自のものを作成したり、既存の塗り潰しパターンを必要に応じて編集することもできます。
塗り潰しパターンは、それが作成されたプロジェクト ファイルの中に保存されます。プロジェクト テンプレートにパターンを保存するには、テンプレート ファイルを開き、そこでパターンを作成します。詳細は、「プロジェクト テンプレート」を参照してください。
[プロジェクト標準を転送]ツールを使用すると、プロジェクト間で塗り潰しパターンを転送することができます。「プロジェクト標準を転送する」を参照してください。