パラメトリック モデリングによる要素間の関連保持機能について

パラメトリック モデリングはとは、プロジェクト内のすべての要素間の関係を表す用語で、この関係は Revit LT で提供される調整と変更管理の機能により整合化されます。これら要素間の関係は、ソフトウェアで自動的に作成されるものとユーザの操作により作成するものとがあります。

数学および機械系 CAD では、これらの関係を設定する数値や特性をパラメータと呼びます。したがって、ソフトウェアのこの機能はパラメトリックと呼びます。この機能により、Revit LT の基本的な利点である連携能力と高い生産性が可能になっています。それは、プロジェクト内のどこでいつ何を変更しても Revit LT ではそれが自動的にプロジェクト全体で調整されることによるものです。

要素間の関係の例を次に示します。

Revit LT は、変更によって影響を受ける対象を即座に判別し、影響を受けるすべての要素にこれらの変更を反映させます。Revit の基本特性には変更を調整し、常に整合性を維持する機能があります。図面や他のコンテンツの更新を手動で処理する必要はありません。何らかの変更を行う場合でも、Revit が採用する 2 つの主要なコンセプトにより、非常に強力で使いやすい機能を利用することができます。1 つ目のコンセプトは、設計者の作業中に関係を取り込むことです。2 つ目は、建物の変更を反映することです。これらのコンセプトにより、設計に重要でない作業を不要とし、設計本来の業務に集中して作業できるシステムとしています。