ライセンス情報

Autodesk® Simulation CFD の製品版のインストールでは、ネットワーク ライセンスを使用します。ネットワーク ライセンスでは、指定された数のユーザがネットワークに接続することができます。Network License Manager をネットワーク上の 1 台以上のサーバにインストールして、ユーザへのライセンス配布を管理します。

ライセンス ファイルと Network License Manager をインストールする必要があるのは、ライセンス サーバ コンピュータのみです。インストールした製品が Autodesk® Simulation CFD ソフトウェアのみで、Network License Manager をまだインストールしていない場合は、「インストレーション」のトピックに進んでください。

注: ノードロック ライセンスは、一部の教育機関限定版のインストールで使用できます。

Simulation CFD のネットワーク ライセンスを設定するには、次の手順を実行します。

1. ライセンス サーバ コンピュータを決定します。

Network License Manager(NLM)は、Autodesk® Simulation CFD と同じコンピュータにインストールできます。また、専用のライセンス サーバ コンピュータにインストールすることもできます。

使用する Autodesk® Simulation CFD のライセンスが 1 つの場合は、NLM と Autodesk® Simulation CFD を同じコンピュータにインストールすることをお勧めします。ただし、最初に IT 管理者に確認してください。

使用する Autodesk® Simulation CFD のライセンスが複数の場合は、NLM を CFD とは異なる別のコンピュータにインストールすることをお勧めします(ただし、必須ではありません)。通常は、この方がライセンスを管理しやすくなります。

2. ネットワーク ライセンス ファイルをリクエストします。

Autodesk® CFD は、機能と CAD インタフェース モジュールの集合として提供されます。各モジュールは、INCREMENT と呼ばれるライセンス ファイルの個別のセクションでライセンス供与されます。Autodesk® CFD のライセンス ファイルを作成するには、電子登録を使用して各モジュールの INCREMENT をリクエストし、それらを 1 つのライセンス ファイルにまとめます。

Autodesk® CFD を購入すると、注文したモジュールのシリアル番号と製品コードのリストが届きます。各シリアル番号は、個々の機能または CAD インタフェース モジュールに対応しています。

次のステップでは、購入した各モジュールのライセンスをリクエストする方法、および複数の INCREMENT をまとめて最終的に Autodesk® CFD ライセンス ファイルにする方法について説明します。

ライセンスをリクエストする場合に必要な情報:

購入した各モジュールのライセンスをリクエストするには:

  1. www.autodesk.com/register にアクセスします。
  2. アカウントをお持ちの場合は、[ユーザ ID][パスワード]に、それぞれユーザ ID とパスワードを入力し、[ログイン]をクリックします。
  3. アカウントをお持ちでない場合は、[ユーザ ID を作成]をクリックしてアカウントを作成します。
  4. アカウントの選択を求めるメッセージが表示されたら、リストから適切なアカウントを選択して、[次へ]をクリックします。

製品のオペレーティング システムとシリアル番号を入力します。

  1. 製品のオペレーティング システムとして[Windows]を選択します。
  2. 購入したモジュールのいずれかの製品シリアル番号を入力します。
  3. [次へ]をクリックします。

ライセンス サーバのコンピュータに関する情報を入力します。これは、Network License Manager のインストール先のコンピュータです。

  1. [ネットワーク サーバ タイプ]を選択します。
  2. サーバ ホスト名のフィールドに、ライセンス サーバ コンピュータのホスト名を入力します。
  3. サーバ ID のフィールドに、ホスト ID を入力します(ダッシュは含めないでください)。
  4. [次へ]をクリックします。

これで、モジュールのライセンスが作成されます。

  1. [ライセンス ファイルを保存]をクリックして、ライセンスを保存します。ローカル コンピュータの場所の指定を求めるメッセージが表示されます。
      注: ライセンス ファイルは、アカウントに関連付けられている電子メール アドレスに自動的に送信されます。
  2. その他のモジュールのライセンスをリクエストするには、[他の製品の登録とアクティベーション]をクリックします。

Autodesk® CFD のライセンス ファイルを作成するには:

購入したすべてのモジュールのライセンスを取得したら、それらを 1 つのライセンス ファイルに統合して Autodesk® CFD を有効にする必要があります。

注: ライセンス ファイル内でのモジュール ライセンス セグメントの順序は任意です。

ここでお勧めするのは、ライセンス ファイルのいずれか 1 つの名前を覚えやすい名前に変更し、他のライセンスの INCREMENT セクションをそのファイルにコピーする方法です。

  1. この手順では、SCFD2016enlicense.lic というファイルの名前を CFDlicense.lic に変更します。拡張子が ".lic" であれば、どのような名前を使用してもかまいません。
  2. テキスト エディタで CFDlicense.lic を開きます。
  3. テキスト エディタで、他のモジュール ライセンス ファイルのいずれか 1 つを開ます。SERVER 行、USE_SERVER 行、VENDOR 行より下の情報をすべて CFDlicense.lic にコピーします。
      注: SERVER 行、USE_SERVER 行、VENDOR 行はコピーしないでください。最終的なライセンス ファイルに含まれるのは、これらの各行の 1 つのインスタンスのみです。
  4. 他のモジュール ライセンス ファイルに対して手順 3 を繰り返します。

ライセンス ファイル内のセクションの数は、次の例と同じになるとは限りません。セクションの数は、購入したモジュールの数によって異なります。

注: 注意: ライセンス サーバ コンピュータの Network License Manager のインストール フォルダに、最終的に作成されたライセンス ファイルを保存します(既定のフォルダは Program Files¥Autodesk License Manager です)。

製品コードの完全なリストについては、「製品コード リスト」のトピックを参照してください。

ライセンス モジュールには製品コードが割り当てられています。モジュールのライセンス ファイルを保存したときの既定の名前は、このコードに基づきます。モジュールの製品コードのリストについては、ここをクリックして参照してください。

3. Network License Manager をインストールします。

ライセンス サーバ コンピュータに Network License Manager をインストールしてから、個々のユーザ コンピュータに Autodesk® CFD をインストールすることをお勧めします。

専用のライセンス サーバ コンピュータに Network License Manager をインストールするには:

  1. インストレーション DVD を開き、Network License Manager.cmd スクリプトを実行します。これで、Network License Manager インストーラが実行されます。

      DVD ではなく、電子ダウンロード版からインストールするには、インストール実行可能ファイルを実行します。ファイルが解凍されたら、ファイルの解凍を開始するときに選択した宛先フォルダに移動します(一般に、既定のフォルダは C:¥Autodesk です)。Network License Manager.cmd スクリプトを実行します。

  2. インストレーション ウィザードのステップに従ってインストールを実行します。

4. License Manager を構成します。

LMTOOLS でライセンス サーバを構成するには

LMTOOLS ユーティリティを使用する場合は、管理者権限でログインする必要があります。

  1. [スタート] > [すべてのプログラム] > [Autodesk] > [Network License Manager] >[LMTOOLS Utility]の順にクリックします。
  2. LMTOOLS ユーティリティの[Service/License File]タブで、[Configure Using Services]オプションが有効になっていることを確認します。
  3. [Config Services]タブをクリックします。
  4. [Service Name]リストで、ライセンスの管理に使用するサービス名を選択します。

      既定のサービス名は Flexlm Service 1 です。FLEXnet® が、Autodesk® だけでなく、コンピュータ上の他のソフトウェアも管理している場合は、混乱しないようにサービス名を変更できます。たとえば、Flexlm Service 1 を Autodesk Server1 に変更できます。

      注: ライセンス管理に FLEXnet を使用しているソフトウェア ベンダーが複数ある場合は、[Service Name]リストに複数のオプションが表示されます。Autodesk サービスがリスト内で 1 つのみであることを確認してください。
  5. [Path to Lmgrd.exe File]フィールドに、Network License Manager デーモン(lmgrd.exe)のパスを入力するか、[Browse]をクリックしてファイルを見つけます。

      このデーモンの既定のインストール フォルダは C:¥Program Files¥Autodesk Network License Manager です。

  6. [Path to the License File]ボックスで、パスを参照するか、パスを入力します。

      これは、autodesk.com を通して入手したライセンス ファイルのパス、またはオフラインで取得した場合はライセンス ファイルの保存場所になります。

  7. [Path to the Debug Log File]ボックスに、デバッグ ログの作成先のパスを入力するか、[Browse]をクリックして既存のファイルを見つけます。

      保存先は C:¥Program Files¥Autodesk Network License Manager にすることをお勧めします。ログ ファイルのファイル拡張子は .log にする必要があります。新しいログ ファイルを作成する場合は、拡張子 .log を手動で入力してください。

  8. lmgrd.exe をサービスとして実行するには、[Use Services]を選択します。
  9. システムの起動時に lmgrd.exe を自動的に開始するには、[Start Server at Power Up]を選択します。
  10. [Save Service]をクリックして、手順 4 で選択したサービス名で新しい構成を保存します。サービスの設定を保存するかどうかを求めるメッセージが表示されたら、[Yes]をクリックします。
  11. [Start/Stop/Reread]タブをクリックして、次のいずれかの操作を行います。
    • Autodesk 用サービスがまだ定義されていない場合は、[Start Server]をクリックしてライセンス サーバを起動します。
    • Autodesk 用サービスが既に定義され、実行されている場合は、[ReRead License File]をクリックして、Network License Manager を更新し、ライセンス ファイルまたはオプション ファイルに加えた変更を有効にします。

    これで、ライセンス サーバの実行が開始され、クライアント リクエストに応答できるようになります。

  12. LMTOOLS を閉じます。
注: Network License Manager を構成してから、Autodesk® Simulation CFD をインストールしてください。