二相混合流

二相流の場合、Autodesk® CFD は均一二相混合流を想定します。使用されるエネルギー方程式は、エンタルピーの観点から記述されます。温度は熱力学テーブルを使用して決定されます。温度とエンタルピーの両方の結果を解析結果タスクダイアログにおいて表示できます(計算ダイアログにある結果出力量ダイアログにおいて両方の出力量を有効にしておく必要があります)。

境界条件

蒸気の質量率および静温度(同様に、適切な流速、流量、または圧力)をすべての流入口に指定します。たとえば、100% 液体の場合、質量率は 0 です。
注: 適切なソルバのパフォーマンスを確保するには、品質境界条件が必要です。

材料

[材料]ダイアログの流体リストから[蒸気(飽和状態)]または他の飽和材料を選択します。動作状態が STP と異なる場合には、デザイン スタディ バーの[材料]ブランチから[材料環境]ダイアログを開き、圧力と温度を変更してください。材料のプロパティは、熱力学テーブルと指定された環境圧力を使用して解析中に決定されます。
注: 1 回の解析で二相のテーブルを使用することができます。
注: 選択した材料とともに使用するために、独自の熱力学テーブルを作成することができます。詳細については、「熱力学テーブル データ」を参照してください。

実行