Autodesk® CFD で使用できる境界条件のほとんどは、時間の経過とともに変更できます。これは流れの量、圧力、装置に与えられるエネルギーなどの増加、減少の効果をシミュレートするのに便利です。
境界条件を時間に従って変化させるには、まず境界条件クイック編集ダイアログを開きます。(境界条件パネルで編集をクリックします。)
一定変化方法は、解析全体を通して値を一定に保ちます。これは定常境界条件を適用するのと等しい方法です。
一定の代表的な使用方法としては、後で異なる非定常条件を適用する際のプレース ホルダとしての使用方法があります。例えば、最初に非定常条件として一定の値を適用しておき、後で別の変化方法に変える場合などがあります。
ランプステップ関数は、線形ランプ関数とフラットステップ関数を組み合わせたものです。
T の値は、角度が生じる時間を指します。
F の値は、変数の最小および最大を指します。
周期タイプの境界条件は、時間の指数関数です。関数形式は次の通りです:
F(t) = A1 * e (B1*t + C1) + A2 * e (B2*t + C2)
.
A1・B1・C1またはA2・B2・C2のいずれか1組の値のみを指定する必要があります。
B1またはB2パラメータに負の値を入力すると、この関数は時間と共に減衰します。
三角関数式を使った変化の関数形式は次の通りです:
F(t) = A1 * cos(B1*t + C1) + A2 * sin(B2*t + C2)
三角関数式では、量が時間に従って正弦または余弦関数として変化します。
余弦値 A1、B1、C1 または正弦値 A2、B2、C2 のいずれか 1 組の値のみを指定する必要があります。
多項式では指定した次数を使用し、カーブをデータ点にフィットさせます。
べき乗関数は、時間の指数関数であり、次の関数形式を使用します;
F(t) = A0 + A1*t(X)
区分直線近似関数は、入力されたデータポイントと線形セグメントを接続し、補間します。
デフォルトで、区分直線近似関数は定義された時間内のみで発生します。定義された時間の後、この条件の値は解析期間中一定に保持されます。全ての時間に対して関数が繰り返されるようにするには、繰返しボックスにチェックをつけます。
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