Autodesk® Surface Wrap を使用すると、モデルをサーフェス ラップし、外部ボリュームを追加し、Autodesk® CFD に読み込むための高品質のメッシュを生成できます。広範な CAD のクリーンアップを実行しなければメッシュが困難であるか、または不可能な CAD モデルのメッシュを簡単に生成できます。現時点では、Surface Wrap によるメッシュは、外部流れ解析や風洞タイプのモデルに適しています。
Surface Wrap へのアクセス
Surface Wrap は CFD アプリケーションの一部ではありませんが、アプリケーション メニューで選択できます。 
Windows の®[スタート]メニュー(Autodesk 
CFD 2016 Autodesk Surface Wrap for Autodesk CFD 2016)からアクセスすることもできます。
ユーザ インタフェース
Surface Wrap は部分的に CFD と同じユーザ インタフェース機能を使用しますが、重要な違いがあります。
- Surface Wrap コマンドのヘルプを表示するには、[ヘルプ]ボタンをクリックしてからコマンドをクリックします。
- Surface Wrap ブラウザに豊富な情報が表示され、コンテキストによってオブジェクトをより詳細にコントロールできます。たとえば、境界ボックスのサイズを指定する場合は、ブラウザのフィールドに値を入力できます。
- Surface Wrap オブジェクトの表示/非表示は、ブラウザのチェックボックスを使用して制御できます。
- Surface Wrap では、右クリックして表示されるコンテキスト メニューは使用できません。
一般的なワークフロー
- [ホーム][ファイル][開く]を使用して、モデルに読み込みます。
- 風洞境界ボックスでモデルを設定します。
- [ホーム][設定][境界]をクリックしてボックスをアクティブにします。
- マニピュレータを使用してボックスのサイズを変更するか、またはブラウザの入力フィールドに値を入力します。
- ボックスに対してモデルを歪めるには、[ホーム][設定][方向]をクリックし、小さいほうのボックスをドラッグします。
- [ホーム]
- [ホーム][サーフェス][サーフェス メッシュ]を使用して、モデルをラップします。注目点
- [モデル サーフェスの自動修復の精度]に高い値を指定すると、物理モデルに近いメッシュが得られます。
- [サーフェス メッシュのグラデーションの近接バイアス]に大きな値を指定すると、互いに近接するパーツに対してより細かいメッシュを得ることができます。
- 必要に応じて、[ホーム][細分割][細分割]を使用して、ボリューム細分割領域を追加します。
- 細分割領域およびその他のオブジェクトを表示するには、ブラウザのチェックボックスを使用します。
- [細分化係数]を使用して、細分化領域内のターゲット メッシュのサイズを指定します。
- 境界ボックスでは、マニピュレータとブラウザの入力フィールドを使用して細分割領域のサイズを制御します。
- 細分割領域を変更または削除するには、ブラウザ ツリーの領域を右クリックし、適切なコマンドを選択します。
- ボリューム メッシュを作成するには、[ホーム][ボリューム][ボリューム メッシュ]を使用します。
- 内部メッシュを表示するには、[表示][クリッピング][クリッピング]を使用します。
- 内部メッシュを表示するには、[表示]
- CFD ファイルで使用するためにメッシュを書き出すには、[ホーム][ファイル][名前を付けて保存]をクリックします。
- Universal(*.unv)または Nastran(*.nas)の CAD メッシュ ファイル形式で保存します。
- その後の変更のために、Surface Wrap(*.cdfw)形式で保存することもできます。
- CFD で、新規デザイン スタディを作成し、メッシュを読み込みます。
注: サーフェス メッシュは、リソースの消費量が多いボリューム メッシュより前に表示して変更します。