寿命を計算するための公称応力である SN のアプローチでは、材料の疲労特性を記述する最低限の入力が必要です。SN 曲線は、材料の引張強度および材料耐久限度のユーザ入力から生成されます。
疲労解析ウィザードでは、SN 曲線は、1000 サイクルにおける引張強度の 90% に等しいポイントから 1E7 サイクルにおいて定義済みの耐久限度を通過する直線として両対数軸プロット上に構築されます。
次に、これらのポイントの簡潔な補間として寿命計算が実行されます。
平均応力補正
ほとんどの SN テスト データは、完全反転の応力条件、すなわちゼロの平均応力で生成されます。サイクルでの平均応力は、コンポーネントの寿命に影響を及ぼします。したがって、SN に基づく疲労-寿命の関係には、平均応力の効果を考慮する方法がいくつかあります。疲労解析ウィザードでは、等価(ゼロ平均)応力を計算するために Gerber 補正および Goodman 補正の 2 つの方法が使用されます。圧縮性平均応力は無視されます。
Gerber 補正
Goodman 補正
説明
グラフィック例
所定の節点について、FEA から平均応力(Sm)および振幅応力(SA)を計算することができます。
FEA 応力が 以内である場合。ゼロ(Goodman)または
。+
。受け入れ可能な節点応力の領域(Gerber)
この計算は、ソフトウェアによってモデルのすべての節点に対して実行されます。