[基本設定]ダイアログ ボックスを使用して、Simulation Job Manager の既定の動作を変更します。
重要: 便宜上、このページの残りの部分では Simulation Job Manager を表すために略語の SJM を使用します。
[基本設定]ダイアログ ボックスを開くには、ユーザ インタフェースの右上隅にあるアイコンをクリックします。[基本設定]ダイアログ ボックスには、次のタブがあります。
- [一般]
- [ファイル転送]
- [ローカルソ ルバ]
- [高度]
これらのタブのそれぞれについては、以降のセクションで説明しています。
一般的な基本設定
[基本設定]ダイアログ ボックスの[一般]タブには次のオプションが含まれています。
- [システムの起動時に開始]: (既定では有効)このオプションによって、ローカル ワークステーションの起動時に SJM が自動的に開始されます。コンピュータを再起動しない場合でもスケジュールされたジョブが実行されるように、このオプションを有効にしておくことをお勧めします。このオプションを無効にした場合は、Simulation Mechanical Flex を開始したときに SJM が開始します。
- [ファイルの転送中にスリープ モードをブロック]: (既定では有効)このオプションにより、クラウドとワークステーション間のファイルの転送中に、ローカル ワークステーションがスリープ モードになるのを防止できます。
- [タスクを表示]: (既定では無効)クラウド(Flex バージョン)上で解析を実行する場合、ファイルがクラウド上にアップロードされ、解析後に結果がコンピュータにダウンロードされます。アップロード、解析、ダウンロードのステージは、このオプションを有効にするときに、[リスト]ビューの[状態]列に表示されます。追加のタスク データを表示するには、[解析]線を展開します。タスクのアップロードおよびダウンロードは、ローカル解析では発生しません。したがって、モデルをローカルで解析中は、[タスクを表示]オプションではその他の有益な情報は提供しません。
- [終了したジョブを表示する日数]: (既定 = 7)この期間内に開始したジョブは、(削除されない限り) SJM ユーザ インタフェースの[完了]見出しの下に一覧表示されます。この値を大きくするか少なくして、ジョブをそれぞれ増減して表示します。
- [リフレッシュ レート(秒単位)]: (既定 = 5)ジョブの実行中、ジョブ ステータスと進行状況に関する情報は、指定した時間間隔で更新されます。解析に対する処理時間を増やしてジョブ ステータスの更新を減らすには、この値を大きくします。ローカルで解析を実行する場合、ステータスの更新からのネットワーク トラフィックは問題ではありません。また、ジョブ ステータスの更新に必要なプロセッサ時間が最小限になります。既定のリフレッシュ レートは、ほとんどの場合で適切に機能します。
- [通知を表示する秒数]: (既定 = 10)通知メッセージが画面上に表示される時間の長さ。通知メッセージの表示時間を長くまたは短くするには、このパラメータを使用します。
- [起動時にファイル転送を遅らせる秒数]: (既定 = 5)SJM を自動起動したとき(Windows® の起動中)にファイル転送がすぐ再開された場合、ネットワーク エラーが発生することがあります。これらのエラーは、多くの場合、Windows® によって制御される関連するネットワーク ドライバおよび接続の初期化に時間がかかるために起こります。この値を使用して、(Simulation Job Manager が最初に起動した後に、データ転送の開始を遅延させることで)ネットワーク エラーを回避します。この設定は、解析をクラウドで実行している場合にのみ適用されます。
ファイル転送の環境設定
[基本設定]ダイアログ ボックスの[ファイル転送]タブには次のオプションが含まれています。これらのオプションを使用して、ローカル ワークステーションと Autodesk® のストレージ サービスとの間のファイル管理方法をコントロールすることができます。
ローカル ソルバの環境設定
- [最小空きディスク容量(%)]: (既定 = 10)使用可能なディスク領域の容量がこの値を下回ると、SJM は警告を発してディスクが上限に近いことを知らせます。
- [ローカル ソルバ中にスリープ モードをブロック]: (既定では有効)ジョブをローカル コンピュータ上で実行中にオペレーティング システムがスリープ モードになるのを防ぎます。
詳細な基本設定
- [冗長ログ]: (既定では有効) このオプションが有効になっている場合は、追加の詳細がサポート ログに出力されます。
- [時間の詳細を表示]: (既定では無効)。[リスト]ビュー モードでジョブの詳細な時間履歴を表示するには、このオプションを有効にします。[スケジュール設定された時間]、[開始時間 ]および[終了時間]は、別の列に表示されます。無効にすると、時間情報は、単一の[時間]列に表示されます。その場合、終了した時間のみが報告されます。
注: 時間の詳細は、このオプションの設定に関係なく、通常、[詳細]ビューに表示されます。
- [解析情報を収集]: ユーザが製品の使用方法について理解することは、製品を継続して向上していくための重要なツールです。したがって、Google アナリティクスを使用して製品の非個人的な使用状況に関する情報を収集しています。このプロセスを効果的にするには、ユーザが、使用している製品について知ることと、一意のユーザであることを理解することが必要です。結果として、このオプションを無効にする選択をしない限り、次の情報を収集します。
- 製品によって送信されたジョブの数
- 各ジョブに使用されるソフトウェアのバージョン
- ジョブが実行される場所(クラウド上またはローカル)
この情報は、ジョブが完了したときに収集されて送信されます。
注: ジョブの実行数と解析場所に関する情報を収集します。ジョブ自体についての情報、前述のリストにある項目以外の情報は収集しません。この情報を使用してユーザを特定したり、ユーザに連絡したりすることはありません。
- [言語]: SJM ユーザ インタフェースの表示言語を選択します。
- [列をリセット]: [リスト]ビューの列を既定の配置に戻します。
- [サポート ログを表示]: クリックすると SJM とローカル ワークステーション間のすべてのやり取りのログが表示されます。このファイルには、現在ログインしているユーザに対する現在と過去のジョブの記録が含まれています。
- [サーバ サポート ログを表示]: クリックすると、ジョブ サーバ ログが表示されます。このファイルは、ジョブ サーバのジョブ管理操作を記録します。これは SJM とともに実行される、別の Windows® サービスです。サーバ サポート ログは、ユーザー固有のものではありません。
- [ログの表示に使用するテキスト エディタ]: SJM ログ ファイルの表示に使用する、ローカルにインストールされているテキスト エディタ プログラムを指定します。