[選択]タブ

オブジェクトを選択する際は、選択するオブジェクトのタイプ(線、パーツなど)、および選択方法(ポイント選択、長方形選択など)を指定します。また、[Shift]および[Ctrl]キーを使用して、選択方法(加算法、切り替え、減算法)を調整することもできます。

選択するオブジェクトのタイプを設定する

選択するオブジェクトのタイプは、[選択] [選択]で設定します。クイック アクセス ツールバー [選択]でも同じ操作を実行できます。

注: オブジェクト タイプは、現在の選択をクリアしなくても変更できます。

すべての環境で使用できるオプション

FEA エディタ環境で使用できるオプション

結果環境で使用できるオプション

オブジェクトの選択方法を設定する

オブジェクトの選択方法は、[選択] [形状]で設定します。クイック アクセス ツールバー [選択]でも同じ操作を実行できます。

注: オブジェクトを選択すると、オブジェクトの色がマゼンタに変わります。また、カーソル、選択長方形、選択円、または選択ポリラインのターゲット領域内にオブジェクトがある場合、選択前の黄色の反転表示色が選択プロセス時に適用されます。この色は、アプリケーションの[オプション]ダイアログ ボックスの[図形]タブでカスタマイズできます。この設定を表示するには、ダイアログ ボックスの左下の領域にある項目のリストから[反転表示と選択]を選択します。反転表示色の変更に加え、表示されるチェック ボックスをオフにして、選択前の反転表示を無効にすることもできます。

選択モードの組み合わせ - 単一のオブジェクトをクリックするか、長方形を使用して複数のオブジェクトを選択する:

このモードは大半の選択タスクに対応します。現在のカーソル位置にあるオブジェクトをクリックして選択します。または、マウスの左ボタンを押しながらドラッグし、選択長方形を描画してボタンを放します。FEA エディタの場合、長方形で完全に囲まれたオブジェクトが選択されます。結果環境の場合は、長方形と交差するオブジェクトも選択されます。

  1. [選択] [形状] [点または長方形]をクリックします。
  2. ターゲット オブジェクト付近をクリックするか、クリックおよびドラッグしてターゲット オブジェクトを囲む長方形を描画します。

長方形を使用して複数のオブジェクトを選択する:

  1. [選択] [形状] [長方形]をクリックします。
  2. 表示領域をクリックして、長方形の最初のコーナーを設定します。
  3. 表示領域をクリックして、対角線上にある反対側のコーナーを設定します。
    注: 長方形選択形状は、最初のクリック操作と 2 回目のクリック操作の間でビューの画面移動が必要な場合(つまり、選択する領域が表示領域の幅に収まらない場合)に役立ちます。たとえば、選択対象のオブジェクトを明確に選択表示するためにズームした結果、ターゲット オブジェクトが部分的に画面からはみ出る場合などが挙げられます。

ポリゴンを使用して複数のオブジェクトを選択する:

  1. [選択] [形状] [ポリライン]をクリックします。
  2. 表示領域をクリックして、ポリゴンの始点を設定します。
  3. 表示領域をクリックして、ポリゴンのコーナーを設定します。前のコーナーに戻るには、[Esc]キーを押します。
  4. ポリゴンを閉じるには、次のいずれかの操作を実行します。
    1. 始点付近をクリックします。カーソル位置に[閉じる]という小さなボックスが表示されます。これは、次にクリックすると最後のセグメントが始点にスナップされ、ポリゴンが閉じることを示します。
    2. [Enter]を押してポリゴンを自動的に閉じます。最後にクリックした点から始点にセグメントが作成されます。

円を使用して複数のオブジェクトを選択する:

  1. [選択] [形状] [円]をクリックします。
  2. 表示領域をクリックして、円の中心を設定します。
  3. 表示領域をクリックして、円の直径を設定します。

[点にリセット]を使用する:

[点にリセット]を有効にすると、選択の実行後に選択形状が[点または長方形]にリセットされます。このコマンドをクリックするとオプションが有効になり、再度クリックすると無効になります。有効になっている場合、このオプションは反転表示されます。

一般的に選択形状が[点または長方形]の場合、[点にリセット]を使用すると作業の効率性が向上します。たとえば、[点にリセット]を有効にしてポリライン選択を実行する場合、ポリゴンを閉じた時点で選択形状が[点または長方形]に戻ります。ポリラインや円など、他の形状を使用して複数選択を行う場合は、[点にリセット]を無効にします。

選択方法

選択形状でオブジェクトを選択する場合、次の 4 つの方法を使用できます。

次のコマンドは、選択方法と基本的に同じですが、モデル全体に適用されます。

フィルタを設定する

フィルタを使用して、選択する項目をコントロールします。

選択を展開する

FEA エディタ環境では、隣接するエンティティの選択方法がいくつかあります。
重要: 次に説明する各方法は、最初に選択した部品(1 つまたは複数)内で選択を展開します。これらのツールは、1 つの部品内のエンティティの選択を展開して、隣接する部品内のエンティティを追加することはありません。

関連オブジェクトを選択する(選択セット内のオブジェクトのタイプを変更する)

選択するオブジェクトのタイプを変更するには、表示領域を右クリックして[関連項目を選択]を選択します。または、リボンで[選択] [関連項目] [エンティティのタイプ]をクリックすることもできます。たとえば、部品を選択した後、部品のすべての表面に圧力を適用する場合、右クリックして[関連項目を選択] [表面]を選択します。パーツのすべてのサーフェスが選択されます。

次の表は、FEA エディタ環境と結果環境での形状オブジェクトの階層を表示しています。所定のエンティティ タイプの上にあるオブジェクトは親で、所定のエンティティ タイプの下にあるオブジェクトは子になります。利用可能なオブジェクト タイプは使用している環境によって異なります。選択セットのオブジェクトを選択エンティティに関連した任意の親または子のエンティティに変更できます。たとえば、選択セットが表面で構成されている場合、最初に選択した表面内の関連するラインまたは頂点を選択するか、最初に選択した表面が属している関連する部品を選択できます。

FEA エディタ環境 結果環境
  • パーツ
  • サーフェス
  • ライン
  • 頂点
  • パーツ
  • サーフェス
  • Elements
  • Nodes

表 1: オブジェクトの階層

注: [関連項目を選択]コマンドを使用すると、[選択] [選択]の設定が、選択した親または子のエンティティ タイプに変更されます。