オブジェクトを選択する際は、選択するオブジェクトのタイプ(線、パーツなど)、および選択方法(ポイント選択、長方形選択など)を指定します。また、[Shift]および[Ctrl]キーを使用して、選択方法(加算法、切り替え、減算法)を調整することもできます。
選択するオブジェクトのタイプは、[選択] [選択]で設定します。クイック アクセス ツールバー
[選択]でも同じ操作を実行できます。
すべての環境で使用できるオプション
FEA エディタ環境で使用できるオプション
結果環境で使用できるオプション
オブジェクトの選択方法は、[選択] [形状]で設定します。クイック アクセス ツールバー
[選択]でも同じ操作を実行できます。
選択モードの組み合わせ - 単一のオブジェクトをクリックするか、長方形を使用して複数のオブジェクトを選択する:
このモードは大半の選択タスクに対応します。現在のカーソル位置にあるオブジェクトをクリックして選択します。または、マウスの左ボタンを押しながらドラッグし、選択長方形を描画してボタンを放します。FEA エディタの場合、長方形で完全に囲まれたオブジェクトが選択されます。結果環境の場合は、長方形と交差するオブジェクトも選択されます。
長方形を使用して複数のオブジェクトを選択する:
ポリゴンを使用して複数のオブジェクトを選択する:
円を使用して複数のオブジェクトを選択する:
[点にリセット]を使用する:
[点にリセット]を有効にすると、選択の実行後に選択形状が[点または長方形]にリセットされます。このコマンドをクリックするとオプションが有効になり、再度クリックすると無効になります。有効になっている場合、このオプションは反転表示されます。
一般的に選択形状が[点または長方形]の場合、[点にリセット]を使用すると作業の効率性が向上します。たとえば、[点にリセット]を有効にしてポリライン選択を実行する場合、ポリゴンを閉じた時点で選択形状が[点または長方形]に戻ります。ポリラインや円など、他の形状を使用して複数選択を行う場合は、[点にリセット]を無効にします。
選択形状でオブジェクトを選択する場合、次の 4 つの方法を使用できます。
次のコマンドは、選択方法と基本的に同じですが、モデル全体に適用されます。
フィルタを使用して、選択する項目をコントロールします。
[選択] [展開]
[近接要素を選択]オプションを有効にして、モデルの頂点、ライン、または辺をクリックすると、隣接する頂点、ライン、またはエッジも選択されます。たとえば、正方形グリッドの中央にあるラインを選択すると、クリックしたラインに接触するラインもすべて選択されます。同様に、頂点を選択すると、クリックした頂点に接続したラインの反対側の端にある頂点も選択されます。
…
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図 1: ライン(左図)および頂点(右図)に対する[近接要素を選択]の動作
線選択モードで、[選択] [展開]
[チェーン境界]をクリックすると、選択した線で開始および終了するラインのチェーンを選択できます。チェーンは、以前に選択したラインと交差する場合にも終了します。このコマンドは、部品または穴の周囲を選択する場合に役立ちます。
選択するラインのチェーンは、[選択] [展開]
[チェーン境界]
[最大のチェーン]の設定で決定します。選択が適切でない場合は、[最大のチェーン]オプションを切り替えてください。このオプションは、一般的に周囲の外部境界を選択する場合に使用します。鋭角的な内部境界を選択する場合、このオプションは使用しないでください。
選択するオブジェクトのタイプを変更するには、表示領域を右クリックして[関連項目を選択]を選択します。または、リボンで[選択] [関連項目]
[エンティティのタイプ]をクリックすることもできます。たとえば、部品を選択した後、部品のすべての表面に圧力を適用する場合、右クリックして[関連項目を選択]
[表面]を選択します。パーツのすべてのサーフェスが選択されます。
次の表は、FEA エディタ環境と結果環境での形状オブジェクトの階層を表示しています。所定のエンティティ タイプの上にあるオブジェクトは親で、所定のエンティティ タイプの下にあるオブジェクトは子になります。利用可能なオブジェクト タイプは使用している環境によって異なります。選択セットのオブジェクトを選択エンティティに関連した任意の親または子のエンティティに変更できます。たとえば、選択セットが表面で構成されている場合、最初に選択した表面内の関連するラインまたは頂点を選択するか、最初に選択した表面が属している関連する部品を選択できます。
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表 1: オブジェクトの階層