スペル チェッカー

スペル チェッカーは、[レポートを構成]ユーティリティに組み込まれています。Simulation Mechanical をインストールすると、米国英語辞書(単語リスト)が提供されます。また、デフォルトでユーザ辞書が作成されており、追加の単語を格納するのに使用されます。

レポートにテキストを入力すると(たとえば、[レポート表題]や[レポート要旨])、認識できない単語やスペルに誤りのある単語に、赤い波形の下線が表示されます。下線の付いた単語を右クリックすると、右クリック メニューには次のスペル チェッカー関連のオプションが表示されます。

[スペル チェック]ダイアログ ボックス

[スペル チェック]ダイアログ ボックスにも、前述の右クリック メニューに表示されるものと同様の[無視]、[すべて無視]、および[辞書に追加]オプションが表示されます。さらに、次の機能が含まれています。

[オプション]ダイアログ ボックス

[オプション]ダイアログ ボックスは、[一般設定]および[辞書]の 2 つのタブで構成されています。

[一般設定]タブ:

  • [すべて大文字の単語は無視する]: このチェック ボックスをオンにすると、大文字のみで構成されているすべての単語は無視されます。スペルに誤りがある場合でも、フラグは表示されません。
  • [数字を含む単語は無視する]: このオプションは、文字と数字の混合で構成される文字列が、スペル ミスとしてフラグ設定されることを防ぎます。この機能は、ライセンス プレートの番号、パスワード、モデル番号、またはシリアル番号などを除外する場合に便利です。
  • [インターネット アドレスは無視する]: このチェック ボックスをオンにすると、インターネットの URL(http://xyz.com または www.xyz.com)として認識される文字列をスペル チェックの対象から除外します。
  • [電子メール アドレスは無視する]: このチェック ボックスをオンにすると、電子メール アドレスとして認識される文字列(j.doe@xyz.com)をスペル チェックの対象から除外します。
  • [繰り返し使われる単語にフラグを付ける]: このチェック ボックスをオンにすると、単語のスペルの誤りのあるなしに関わらず、スペル チェッカーは繰り返し使われる単語の 2 番目のインスタンスにフラグを付けます。すべてではありませんがほとんどのケースでは、隣接する重複した語句の入力エラーを発見できます。

[辞書]タブ:

このタブには、利用可能な辞書が一覧表示されます。デフォルトでは、米国英語辞書とデフォルトのユーザ辞書の 2 つがリストされます。追加の辞書を加えることができます。リストされている辞書にはそれぞれ 2 つのチェックボックスがあります。1 つは[スペル チェックを有効にする]で、もう 1 つは[修正候補の一覧を有効にする]です。デフォルトでは、すべてのオプションが有効になっています。したがって、スペルは両方の単語リストを使ってチェックされ、代替スペル候補は両方の単語リストからあわせて示されます。

[ユーザ辞書]ボタン:

辞書ファイルを管理するためのダイアログ ボックスにアクセスするには、このボタンを使用します。[ユーザ辞書]ダイアログ ボックスには、次の項目があります。

  • [ユーザ辞書]リスト: このダイアログ ボックスの左側には、デフォルトのユーザ辞書に加え、追加している場合は追加の辞書が表示されます。各ディクショナリの右側には[有効]チェック ボックスがあり、スペル チェック操作に含めるまたは除外することを選択できます。
  • [単語の一覧を編集]: このボタンをクリックすると、[単語の一覧を編集]ダイアログ ボックスが表示されます。選択したユーザ辞書内の単語を手動で追加、変更、削除するには、このツールを使用します。
  • [新規作成]: このボタンをクリックして、新しいユーザ辞書の名前を指定します。関連ファイルがシステム ドライブ上の適切な場所に作成され、新しい辞書がユーザ辞書リストに追加されます。Windows 7 の場合、辞書は、システム ドライブの ¥ProgramData¥.algor¥UserDictionaries フォルダに配置されます。新しく作成した辞書ファイルは、[スペル チェック]ダイアログ ボックスを終了し、現在のモデルを保存するまで、ハード ドライブ上に表示されないことにご注意ください。
  • [追加]: 既存の辞書を参照したり、ユーザ辞書の一覧に追加するには、このボタンをクリックします。このコマンドは、手動で作成した辞書ファイル(*.tdx)を組み込んだり、別のコンピュータまたはネットワーク ドライブからコピーされた辞書を追加する場合に使用できます。
    注: 辞書ファイルは ASCII 形式の単純なテキスト ファイルであり、Windows のメモ帳などのさまざまなアプリケーションで、作成したり編集することができます。ファイルの最初の行には、スペル チェッカーの認識に必要な文字列が含まれています。この行は変更しないでください。2 行目以降に、辞書に追加された単語がリストされています(1 行ごとに 1 つの単語)。
  • [削除]: スペルチェッカーからユーザ辞書を選択して削除するには、このボタンをクリックして削除します。辞書ファイルは使用されなくなり、スペル チェッカーのオプション ダイアログ ボックスにも表示されなくなりますが、辞書ファイルそのものは削除されていないことにご注意ください。このファイルを後で再追加したり、ファイル マネージャを使用して手動で削除することができます。
  • [OK]: [ユーザ辞書]ダイアログ ボックスを閉じるには、このボタンをクリックします。