波スペース ワープ

[波](Wave)スペース ワープでは、ワールド空間を通る線形波を作成します。これはジオメトリに影響し、[波](Wave)モディファイヤと同じ動作をします。[波](Wave)スペース ワープは、波によって多数のオブジェクトに影響を与えたり、ワールド空間内の位置に関してオブジェクトに影響を与える場合に使用します。

波を使用してボックスを変形

手順

[波](Wave)スペース ワープを作成するには:

  1. [作成](Create)パネルで、 ([スペース ワープ](Space Warps))をクリックします。リストから[ジオメトリック/変形可能](Geometric/Deformable)を選択し、[オブジェクト タイプ](Object Type)ロールアウトで[波](Wave)をクリックします。
  2. ビューポートで、マウスをドラッグして波オブジェクト アイコンの初期サイズを定義します。

    アイコンはフラットなメッシュ ワイヤフレームとして表示されます。

  3. マウス ボタンを放してサイズを設定します。次に、マウスを移動して、波の初期振幅を定義します。
  4. クリックして、波の振幅を設定します。

インタフェース

初期振幅では、[振幅 1](Amplitude 1)と[振幅 2](Amplitude 2)の両方が設定されます。これらのパラメータを異なる値に設定すると、交差波が生成されます。

[波](Wave)領域

この領域のオプションにより、波の効果を制御します。

振幅 1
波ワープ オブジェクトのローカルの X 軸に沿って波の振幅を設定します。
振幅 2
波ワープ オブジェクトのローカルの Y 軸に沿って波の振幅を設定します。

振幅は、単位で表されます。波はその Y 軸に沿っては正弦波であり、その X 軸に沿っては放物線波です。振幅と振幅の差のもう 1 つの考え方としては、[振幅 1](Amplitude 1)は波ギズモの中心にあり、[振幅 2](Amplitude 2)は波ギズモのエッジにあります。

波長
波のローカルの Y 軸に沿ってアクティブな単位で各波の波長を設定します。
位相
波オブジェクトの中心にある原点からの波の位相のオフセットを指定します。整数値は無効です。小数値のみが有効です。このパラメータをアニメートすると、波は空間内を移動しているように見えます。
減衰度
0.0 に設定した場合、波の振幅はワールド空間全体の振幅と同じです。[減衰度](Decay)値を増やすと、波ワープ オブジェクトの位置からの距離が増えるにつれて、振幅は減ります。既定値は 0.0 です。

[表示](Display)領域

この領域のオプションは、波ワープ ギズモのジオメトリを制御します。2 つの振幅値が異なる場合など、場合によってはこれらのオプションで波の効果を変更できます。

側面
波オブジェクトのローカルの X 次元に沿った側面セグメントの数を設定します。
セグメント数
波オブジェクトのローカルの Y 次元に沿ったセグメントの数を設定します。
分割数
スケールの場合のように波効果を変えずに波アイコンのサイズを調整します。

柔軟性パラメータ([修正](Modify)パネル)

波スペース ワープにも、柔軟性パラメータがあり、[波のバインド](Wave Binding)のレベルでバインドされているそれぞれのオブジェクトのスタック内で個別に調整できます。パラメータはそれぞれのバインディングに属し、波ワープ パラメータと一緒には表示されません。

柔軟性
この値を振幅に掛けて、バインドされているオブジェクトの波に対する応答性を大きくしたり小さくしたりします。