[リプル](Ripple)スペース ワープでは、ワールド空間を通る同心リプルを作成します。これはジオメトリに影響し、[リプル](Ripple)モディファイヤと同じ動作をします。[リプル](Ripple)スペース ワープは、リプルによって多数のオブジェクトに影響を与えたり、ワールド空間内の位置に関してオブジェクトに影響を与える場合に使用します。
リプルを使用してサーフェスを変形
手順
[リプル](Ripple)スペース ワープを作成するには:
- [作成](Create)パネルで、 ([スペース ワープ](Space Warps))をクリックします。リストから[ジオメトリック/変形可能](Geometric/Deformable)を選択し、[オブジェクト タイプ](Object Type)ロールアウトで[リプル](Ripple)をクリックします。
- ビューポートで、マウスをドラッグしてリプル オブジェクト アイコンの初期サイズを定義します。
アイコンはワイヤフレームで蜘蛛の巣状に表示されます。
- マウス ボタンを放してサイズを設定します。次に、マウスを移動して、リプル波の初期振幅を定義します。
- クリックして、波の振幅を設定します。
インタフェース
[リプル](Ripple)領域
ドラッグして設定した振幅値は、全方向に等しく適用されます。リプルの[振幅 1](Amplitude 1)および[振幅 2](Amplitude 2)パラメータの初期値は等しく設定されます。これらのパラメータを異なる値に設定すると、スペース ワープのローカル X 軸と Y 軸に対して相対的に振幅が変化するリプルが作成されます。
- 振幅 1
- リプル ワープ オブジェクトのローカルの X 軸に沿ってリプルの振幅を設定します。振幅は、アクティブな単位で表されます。
- 振幅 2
- リプル ワープ オブジェクトのローカルの Y 軸に沿ってリプルの振幅を設定します。振幅は、アクティブな単位で表されます。
- 波長
- 各波の波長をアクティブな単位で設定します。
- 位相
- リプル オブジェクトの中心にある原点からの波の位相のオフセットを指定します。整数値は無効です。小数値のみが有効です。このパラメータをアニメートすると、リプルは空間内を移動しているように見えます。
- 減衰度
- 0.0 に設定した場合、リプルの振幅はワールド空間全体の振幅と同じです。[減衰度](Decay)の値を増やすと、リプル ワープ オブジェクトの位置からの距離が増えるにつれて、振幅は減ります。既定値は 0.0 です。
[表示](Display)領域
この領域のオプションにより、[リプル](Ripple)ワープ オブジェクトのアイコンの表示を制御します。リプルの効果を変えることはありません。
- 円
- リプル アイコンの円の個数を設定します。
- セグメント数
- リプル アイコンの中のセグメント(パイ スライス)の個数を設定します。
- 分割数
- スケールの場合のようにリプル効果を変えずにリプル アイコンのサイズを調整します。
柔軟性パラメータ([修正](Modify)パネル)
[リプル](Ripple)スペース ワープにも、柔軟性パラメータがあり、[リプルのバインド](Ripple Binding)のレベルでバインドされているそれぞれのオブジェクトのスタック内で個別に調整できます。パラメータはそれぞれのバインディングに属し、リプル ワープ パラメータと一緒には表示されません。
- 柔軟性
- この値を振幅に掛けて、バインドされているオブジェクトの波に対する応答性を大きくしたり小さくしたりします。