mParticles グルー テスト: [リジッド バインド](Rigid Binding)/[単純化されたバインド](Simplified Binding)ロールアウト

タイプを[リジッド](Rigid)または[単純化](Simplified)に設定して mParticles グルー テストを使用すると、対応するロールアウト([リジッド バインド](Rigid Binding)または[単純化されたバインド](Simplified Binding))で、バインド アンカーの配置やバインドの壊れやすさを指定できます。

どちらのタイプも設定はほとんど同じですが、2 つに対して異なるロールアウトを使用できるようになっているのは、異なるアンカー配置を設定し、バインド タイプに応じて切り替えることができることを意味します。

インタフェース

アンカー配置のバインド(Binding Anchor Placement)
ソフトウェアがバインド アンカーの配置を決定する方法を選択します。
  • [中心の平均](Centers Average)バインドのメイン アンカーをパーティクルの基点の中心に配置し、メイン アンカーの軸をパーティクル間のベクトルと同じ向きにします。
  • [最も近いポイントの平均](Closest Points Average)パーティクルの衝突シェイプの各ペアの最も近いポイントを決定し、メイン アンカーをそれらの間の中点に配置します。メイン アンカーの軸は、最も近いポイントでのシェイプのサーフェスに対して垂直になります。この場合、メイン アンカーの軸がパーティクル間のベクトルと同じ方向になっていないと、バインドは接触サーフェスに沿って壊れやすくなり、粘着性が低くなります。したがって、たとえば破壊するブロック壁がある場合は、この設定を使用します。
  • [質量に比例](Mass Proportional)バインドのメイン アンカー ポイントをパーティクルの質量の逆 3 乗比で配置します。これは次のような状況を近似するために行われます。サイズが異なり密度が等しい複数の球状パーティクルがあるものとします。相互にタッチするパーティクルのバインドを作成します。このような状況では、接触のポイントに(可能性のあるブレーク ポイントとして)メイン アンカー ポイントを作成するのがよい方法です。この場合の接触ポイントは、パーティクルの位置の加重平均として計算でき、加重係数はパーティクルの質量の立方根です。異なるサイズの球形に近いパーティクルをバインドするときは、[質量に比例](Mass Proportional)オプションを使用します。

    [アンカー配置のバインド](Binding Anchor Placement)オプションの効果を示したビデオについては、「アンカー配置のバインド(Binding Anchor Placement)」を参照してください。

ソルバ係数(Solver Factor)
リジッド バインドに対してのみ使用できます。リジッド バインドの強固性または柔軟性を調整するには、この設定を使用します。値の範囲は 0 ~ 2 で、既定値は 1 です。この値を大きくすると、バインドはより強固になり(柔軟性が低下し)ますが、副作用としてソリューションが不安定になる可能性があります。最善の結果を得るには、値を 2 より十分に小さくしておきます。そうしないと、不安定なソリューションになるおそれがあります。適切な値は、1.1、1.2、1.4 あたりです。

[ソルバ係数](Solver Factor)値の効果を示すビデオについては、「ソルバ係数(Solver Factor)」を参照してください。