モーション マッピング: Biped のモーションの再ターゲット

Biped が持つ強力な機能の 1 つとして、任意の Biped のモーションを任意の他の Biped にマッピングできます。

尾を持たない Biped のモーションを尾を持つ Biped にマッピングすると、尾を持つ Biped に対する既定値の尾のモーションが自動的に計算されます。脚、脊椎、あるいは首のリンク数が少ない Biped のモーションを脚、脊椎、または首のリンク数が多い Biped にマッピングする場合にも、既定値のモーションが計算されます。モーション マッピングは、いくつかの方法で実行できます。たとえば、次のような方法があります。

歩幅のスケール モード

歩幅のスケール モードを使用すると、モーション マッピングの特定の局面を制御できます。

歩幅のスケール モードがオン(既定値)になっている場合、次のことが可能です。

歩幅のスケール モードがオフになっている場合は、上記のいずれの場合においても計算は実行されません。この場合、Biped のサイズに対して不適切に過度に離れた間隔や近すぎる間隔の足跡上を Biped が動くようなアニメーションが生成される可能性があります。一般に、Biped とシーン内の他のオブジェクトとの間で空間的な関係を維持したい場合を除き、歩幅のスケール モードはオンのままにしておきます。

手順

歩幅のスケール モードをオフにするには:

  1. Biped を 選択し、 [モーション](Motion)パネルに移動します。
  2. [Biped]ロールアウトの下部のバーをクリックして、ロールアウトを展開します。

    (ロールアウトがすでに展開されている場合は、バー内の左側にプラス記号ではなくマイナス記号が表示されます。)

  3. [モード](Modes)領域で、 ([歩幅のスケール モード](Scale Stride Mode))をクリックしてオフにします。

    ボタンが変わり、歩幅のスケール モードがオフになったことを示します。

  4. ([フィギュア モード](Figure Mode))を使用してフィギュアを編集します。

    キーフレーム モードまたは足跡モードに戻すと、Biped フィギュアの新しい比率に関係なく、Biped の歩幅の長さは変更されません。