このセクションの内容
- Biped のモーション ファイルの操作
character studio では、モーションの保存、ロード、および編集に、次のファイル形式を使用します。 - BIP アニメーションのロードと保存
Biped モーション(BIP)ファイルには、ファイル名に拡張子 .bip が付きます。この形式のファイルには、Biped のモーションに関するすべての情報が保存されます。これには、足跡、四肢の回転を含むキーフレーム設定、Biped のスケール、アクティブな重力(重力加速)の値が含まれます。また、キーに対する IK ブレンドの値や、オブジェクト空間の設定も保存されます。 - アニメーション データの読み込みと書き出し
FBX の読み込みおよび書き出しをサポートする 3ds Max の character studio を使用すると、3ds Max のボーンのアニメーションを簡単な手順で実行できます。アニメートされた Biped をアニメートされたボーンのセットに変換するには、FBX に書き出してから自分のファイルに読み込みます。 - モーション マッピング: Biped のモーションの再ターゲット
Biped が持つ強力な機能の 1 つとして、任意の Biped のモーションを任意の他の Biped にマッピングできます。 - キャラクタの合成およびコピー作成
特定の時点で、[ファイル](File)
[合成](Merge)コマンドを使用して、シーン内にキャラクタを合成できます。また、この項で説明するように、[合成](Merge)を使用して、Physique モディファイヤを適用したメッシュを持つ Biped のコピーを作成することもできます。 - BIP モーションの結合
character studio は、BIP ファイルを結合するための 2 つの主な方法、[モーション フロー](Motion Flow)と[モーション Mixer](Motion Mixer)を提供します。 - STP ファイルのロードと保存
ステップ(STP)ファイルには、足跡は保存されますが、ボディのキーフレームは保存されません。 - モーションキャプチャ データの使用
足跡またはキーフレーム(フリーフォーム アニメーション)を使って Biped をアニメートする以外に、モーション キャプチャ ファイルを読み込むこともできます。 - 姿勢の修正
モーション ファイルによっては、Biped のボディ パーツが不適切な位置に動いてしまうことがあります。たとえば、鎖骨が下方向に回転しすぎて、メッシュの変形が影響を受けることがあります。この場合は、フィギュア モードで、Biped の鎖骨を上方向に回転させてから、フィギュア モードを終了します。これで、アニメーション全体で鎖骨の位置が修正されます。Biped を調整した場合、フィギュア モードの位置がモーションによって参照され、フィギュア モードを終了した時点で調整の結果がアニメーションに反映されます。 - トラックのコピーと貼付け
Biped の[モーション](Motion)パネルにある[コピー/貼付け](Copy/Paste)ロールアウトでは、Biped トラックを Biped の 1 つのパーツから別のパーツへ、または 1 つの Biped から別の Biped へコピーして貼り付けることができます。このロールアウトの最上部には、[姿勢](Posture)、[ポーズ](Pose)、[トラック](Track)の 3 つのボタンがあります。 - Biped の位置の変更
Biped の位置を変更する方法は、Biped をアニメートするために使用したツールによって異なります。 - Biped モーションのプレビュー
character studio には、2 種類のアニメーションの再生方法があります。3ds Max の[アニメーションを再生](Play Animation)ボタンと[Biped 再生](Biped Playback)ボタンです。 - その場歩きモード
その場歩きモードを使用すると、Biped は踏み車の上にいるかのような動きをします。その場歩きモードをオンにすると、現在のモーション ファイルで制御される移動距離に関係なく、Biped はアクティブなビューポート内にとどまります。 - 軌道の表示
Biped をアニメートすると、[Biped 再生](Biped Playback)を使用してモーションを表示する以外に、Biped (または選択した Biped のリンク)がモーションに追従するパス、すなわち軌道も表示できます。 - 表示の設定
[表示の設定](Display Preferences)ダイアログ ボックスでは、作業中の Biped の表示方法をカスタマイズできます。このトピックでは、よく使われるオプションをいくつか紹介します。
親トピック: Biped