シーンから選択

このダイアログ ボックスの名前は状況に応じて変わります。中でも一般的な[シーンから選択](Select From Scene)または[オブジェクトを選択](Select Objects)では、シーン内に存在するすべてのオブジェクトのリストからオブジェクトをオブジェクト名で選択することができます。

[シーンから選択](Select From Scene)は、シーン エクスプローラモーダルな読み取り専用バージョンです。名前やカラーなどのオブジェクト プロパティの変更に使用することはできません。 他にも、[シーンから選択](Select From Scene)とシーン エクスプローラには次のような違いがあります。

注: [シーンから選択](Select From Scene)ダイアログ ボックスの名前と機能は状況に応じて変わります。[選択して移動](Select And Move)などの変換がアクティブになっている場合は、ダイアログ ボックスでシーン内のすべてのオブジェクトを選択できます。ただし、アクティブになっているモードによっては、ダイアログ ボックスでの選択が制限されることがあります。たとえば、[選択してリンク](Select and Link)がアクティブになっている場合はダイアログ ボックス名は[親を選択](Select Parent)になり、リンク可能なオブジェクトが表示されますが、選択済みの子オブジェクトは表示されません。 同様に、[グループ](Group) [アタッチ](Attach)がアクティブになっている場合はダイアログ ボックス名は[グループにアタッチ](Attach To Group)になり、単独のオブジェクトではなくグループがリストされます。
ヒント: [シーンから選択](Select From Scene)ダイアログ ボックスの代わりに従来の[オブジェクトを選択](Select Objects)ダイアログ ボックスを使用したい場合、オプションで使用することができます。 CurrentDefaults.ini ファイル([業界別の既定値](Market-Specific Defaults)を参照)を開き、[Scene Explorer]セクションを探して、SelectByNameUsesSceneExplorer の設定を変更します。1 に設定すると、[名前による選択](Select By Name)および関連コマンドの使用時に[シーンから選択](Select From Scene)ダイアログ ボックスが開きます。0 に設定すると、[名前による選択](Select By Name)および関連コマンドの使用時に従来の[オブジェクトを選択](Select Objects)ダイアログ ボックスが開きます。後者の機能は、モードレスではなくモーダルである点を除き、[選択フロータ](Selection Floater)と基本的に同じです。

手順

名前別にオブジェクトを選択するには:

  1. シーン エクスプローラが 3ds Max ウィンドウの左側にまだドッキングされていない場合は、次のいずれかの操作を行います。
    • メイン ツールバーで ([名前による選択](Select By Name))をクリックします。
    • 標準メニューを使用している場合は、[編集](Edit)メニュー [選択方法](Select By) [名前](Name)を選択します。拡張メニューを使用している場合は、[編集](Edit)メニュー [選択](Select) [名前による選択](Select By Name)を選択します。
    • H を押します。

      [シーンから選択](Select From Scene)ダイアログ ボックスが開きます。既定値では、シーン内のすべてのオブジェクトがリストされ、すべての階層が折りたたみ可能な枝として表示されます。選択されているオブジェクトは、リスト内でハイライト表示されます。

  2. リスト内の 1 つまたは複数のオブジェクトを選択するには、次のいずれかを実行します。
    • 1 つのオブジェクトを選択してダイアログ ボックスを閉じるには、オブジェクト名をダブルクリックします。
    • 連続した複数のオブジェクトを選択するには、ドラッグするか、クリック後に[Shift]を押しながらクリックします。連続していない複数のオブジェクトを選択する場合は[Ctrl]を押しながらクリックします。
    • リストの上にあるフィールドに、検索する文字列を入力します。すると、入力した文字列と一致するすべてのオブジェクト名がリスト内でハイライト表示されます。大文字/小文字も正確に一致するオブジェクト名のみをハイライト表示するには、[大/小文字を区別](Case Sensitive)([選択](Select)メニュー)をオンにします。
    注: オブジェクトをリンクする場合などは、オブジェクトは 1 つしか選択できません。
  3. [選択](Select)をクリックします。

    オブジェクトが選択され、ダイアログ ボックスが閉じます。